クラピカヤンデレ編
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!!??」
手首の鎖はクラピカの胸を突き刺されそのまま心臓へと達した後抜かれ消えて行った。
「(なんて、こった……!!!)」
相手の命ではなく自分の命が消えるように設定された鎖、それはシャネルが絶対に約束を守るからと信用し自分を殺すなんて事を絶対にしないと理性的に判断していると言う事を示唆している。狂気の光を宿しているのにも拘らず、なんて冷静な事をとシャネルを戦慄させた。
ふざけた制約だ、ふざけた束縛だ今すぐにでも抜け出てやりたい……!!だが、自分が破ればクラピカは死に至ってしまう……こんな事をされているのに死なせたくない、絶対に約束を破らないと思う自分が居た……。完全にクラピカの術中に嵌っている……完全な詰み、チェックメイトを示されていた。
「クラピカ……ごめん……」
「良いんだよ、許そう。だからさあ、私の唇にキスをして、二階にあるベットで私を抱いてくれ……」
逆らえない。自分にこんな事を強要しているのに……無理矢理自分を愛せと言っているのに……逆らえない……。彼女の唇にキスをして、彼女を抱きかかえて二階へと向かう、もう、戻れない……。ああ、自分は、クラピカを愛する道しか残されていない……。
そして静かな森の中にある家から響く嬌声、それは幸せに満ちた声。それはこれからずっと聞こえるだろう、彼らの命がある限り、ずっと……。
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