7. それは神様だった 〜電〜
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のままテキパキとお茶の準備を始めていた。その動きには迫力を感じる。不思議だ。大淀さんの動きにプレッシャーを感じる日が来るとは思ってもなかった。
「……なにやってるの?」
「熱いお茶を……これほどのどら焼き、こちらも相応のお茶を準備しなければどら焼きに対して失礼というものです」
「俺、お茶なしで食べちゃったんだけど……」
私は直感した。大淀さんも堕ちた。どら焼きに心を奪われたようだ。
「バカなッ! 提督! そのような暴挙は許されませんよッ!?」
「なんで業務外のことでそんなに怒られなきゃならんのよ……そもそもお前さん、なんだか性格変わってない?」
ちなみに余談だが、鳳翔さんが準備したお茶請けは冷やしおしること塩昆布だとか。あんこってそんなにすぐ準備出来るものだったのか……鳳翔さんの冷やしおしるこはお客さんに大好評だったようだ。美味しそうだな……今度集積地さんと一緒に食べさせてもらおう。もちろん、今回のことを謝った後で。
「イナズマ」
「はい?」
「今度ホウショウに冷やしおしるこ食べさせてもらおう」
「はいなのです」
「「キリッ」」
「……それはいいけど反省はしてちょうだいね?」
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