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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十話 アスカの興味と必殺技
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カ君。
「えーと…ご迷惑おかけしました」
少しの沈黙の後、深々と頭を下げてきた。
「いいよ、謝らなくて。何かあったら、また相談しにきてね」
私がそう言っている後ろでは、ヴィータちゃんとシャーリーがクスクスと笑ってる声が聞こえる。
「はい、ありがとうございます」
まあ、一つ疑問が解決されて良かったのかな?
outside
「しっかし、自分の必殺技を忘れるなんてアイツ少しおかしいんじゃないか?」
隊長室に戻ってきて、ヴィータがそんな事を口にした。
「超加速での魔力増幅とか、対AMFとかを考えたりとか、とんでもない事を思いつく割に、どこか抜けているんですよねえ」
シャーリーも同意する。まあ、そこが憎めない所なんだけど、と付け加えた。
「……もし、一人での戦闘ならどうかな?」
なのはが、少し考えてからそう言う。
「一人なら、あっと言う間に撃沈じゃないんですか?」
シャーリーはそう思うらしい。
「スタンドアローンでの戦闘の方が向いてるってか?」
ナイナイ、とヴィータは手を顔の前で振る。
だが、なのはそうかな?と言ってアスカのデータをパネルに写す。
「昇級試験から今までのデータを少し見返してみたんだけど、ほとんどがチーム戦のデータなんだよね。でも、最近シグナムさんとやっている模擬戦訓練では、チーム戦と違う動きをしているんだよ」
チーム戦の動画を再生するなのは。
「チーム戦での立ち位置は、スバルと肩を並べるか、少し後ろでいつでも前にいけるようにしているよね」
「ああ、そうだな」「はい」
映像のアスカの動きは、ヴィータもシャーリーも普段見ている動きだった。
「シグナムさんとの模擬戦では、こう」
その映像を見て、ヴィータが気づく。
「前に前にって出てるな。チーム戦の時と比べると、相手に密着しようとしているみたいだな」
シグナムを前にして、アスカはどんどん前に出てレヴァンティンを受け止めている。
「でも、凄い!シグナムさん相手によく前に出れますね」
シャーリーが驚いたように言う。
「レヴァンティンは剣だから、ある程度接近すれば上手く振れなくなる、って理屈は分かるけどよ。こうも前に突っ込めるもんか?あ、やられてる」
映像のシグナムがアスカを撃墜した。
「最初の頃は間合いをあけていたんだけど、シグナムさんが間合いを詰めろってアドバイスしいてからこうなったんだよ」
なのはがそう説明する。
もしヴィータが同じようにシグナム相手に間合いを詰められるかと問われたら、難しいと答えるだろう。
「なんつーか、素直と言うか……バカだな、コイツ」
呆れ顔のヴィータ。だが、
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