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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十話 アスカの興味と必殺技
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はもっともだね。私もそう思ったもん。

インパルスグレイヴを訓練で使ったのは、みんなが六課に来て初めての模擬戦の一回目だけだった。

なんでもっと頻繁に使わなかったんだろう?

「使う前に撃沈していたし、防御に集中するあまり攻撃に気が回らなかったんですよ。少しはできるようになった時には、それこそ使うまでもなかったしで、すっかり忘れてました」

………色々突拍子の無いすごい事をする割に、自分の必殺技を忘れちゃうなんて…ドジの方面でもアスカ君は突拍子ないね(^^;)

「なるほど。それで、思い出してラピでやってみようとしたら、うまく行かなかったと」

シャーリーが言うと、アスカ君はウンと頷いた。

うーん、それってもしかして、結構単純な事かもしれないな?

「ナイフ」

「「「え?」」」

あ、ちょっと唐突すぎたか。アスカ君はともかく、ヴィータちゃんとシャーリーまでキョトンとしちゃった。

「クレイヴって槍先についている刀みたいなヤツだよね?たぶんだけど、今のアスカ君の技量じゃそれを双剣で形成できないだけだと思うよ?だから、まずはナイフくらいの短い魔法刃でやってみたら?」

まあ、物は試しに程度の考えなんだけどね。

「なるほど、やってみますか」

そう言ってアスカ君はラピッドガーディアンを双剣モードで起動させた。

「インパスルナイフ!」

うん、素直だ。そのまんまのネーミングだね。

そしたら、双剣の短い方の先っぽから、白い魔力刃がチョコンと飛び出てきた。

文字通り、ナイフのように。

「あれ?」

思ったより簡単に出来た事に、アスカ君は首を傾げてる。

「あれ?じゃねーよ!つまり、自分の実力以上の事をしようとして出来なかっただけじゃねーか!」

ヴィータちゃんが思わず突っ込みをいれているけど、アスカ君は納得していないみたいだ。

「で、でも!ストレージデバイスじゃできていたんですよ?性能が上のインテリデバイスなら普通にできると思うじゃないですか!」

アスカ君がヴィータちゃんに食ってかかる。

アスカ君て、結構度胸いいよね。シグナムさん相手に軽口叩くし。

「そんな簡単な事じゃないよ。デバイスが変われば、当然魔法の発動パターンも変わってくるからね。防御系の魔法が上手く使えているのは、得意分野だから無意識のうちにパターン修正をしていたんだよ。でも、インパルスグレイヴは、アスカ君自身、言っていたじゃない、切り札って。あんまり使っていなかったんでしょ?だから支障がでたんじゃないかな?」

つまり、不得意な攻撃な攻撃魔法だからデバイス変更における魔法発動パターンの変化に対応しきれなかったんだと思うよ?

「………」

妙に納得したような顔になるアス
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