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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第二十話 アスカの興味と必殺技
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か用事があってきたんじゃないの?」
あ、そうだった。アスカは何か相談があってなのはに会いにきたんだっけ。
「ええ、実は折り入って相談がありまして…」
急にアスカは真剣な表情になる。
アタシ達も、引き締まった顔になった。
部下がこんなに真剣になって相談って事は、厄介な事かもしれない。
そう思っていたら…
「オレ、デバイス変更してから必殺技が出来なくなったんです!」
「「「え?」」」
アタシ達は、本日二度目のハモリを見せた。
なのはside
アスカ君の相談と言うのは、要するにこうだった。
以前まで使っていたデバイスの奥の手、インパルスグレイヴがラピッドガーディアンでは上手く発動出来なくなってしまった。
原因は全く分からなくて、それでなくても攻撃手段が少ないのに、有効攻撃手段が無くなってしまったとの事だった。
とりあえず、私とアスカ君、ヴィータちゃん、シャーリーとで一緒に訓練スペースまで行く事にした。
訓練スペースでガジェットを一機出して、それをカカシにする。
「はい、アスカ。これ、前のデバイスね」
シャーリーが修理されたデバイスをアスカ君に渡す。
「本当にカードリッジ入れたんだ」
何か呆れ顔のアスカ君。
まあ、もう使わないデバイスにカードリッジ入れたのが、結構複雑な感じなのかもね。
「じゃあ、見ていて下さい」
アスカ君がガジェットの方に向く。
「ラピ、データ記録しておけよ」
《了解です》
準備が出来たのか、アスカ君は魔法を発動させた。
「切り札、インパルスグレイヴ!」
ストレージデバイスの先から、アスカ君の魔力光で出来た白い槍先が出現した。
切れ味なら、フェイトちゃんのザンパーにも負けてはいないんだよね。
魔力量が少ないから、強度はそれほどでもないんだけど。
「シャーリー、いいか?」
「OKよ。やってちょうだい」
シャーリーの合図で、アスカ君はガジェットに切りかかる。
「そりゃっ!」
かけ声と共にガジェットを切り裂く。
いとも簡単にガジェットをなます切りにしてしまう。
AMFを使っていないとはいえ、怖いくらいの切れ味だ。
もしアスカ君に、私と同じ魔力量があったら、もしかしたらフェイトちゃんのザンパーを上回る威力を出せるかもしれない。
「とまあ、これが使えなくなったんですよ」
アスカ君が魔法を解除して、ストレージデバイスをシャーリーに返す。
「へぇ〜、てぇしたもんだ。だがよ、アスカ。何でこの攻撃を今まで使わなかった?」
ガジェットの切り口を見ていたヴィータちゃんが、ふとそんな事を聞いてきた。
その疑問
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