読み合いを制す
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
クルーゼ隊…
彼らの作戦は、救援に出る機体と足つきの分断である。
「すると、あの補給艦には足つきは釣られない。という事ですか?クルーゼ隊長」
アスランがクルーゼに確認する。
「あぁ、向こうには優秀なアドバイザーがいる様だ。それはアルテミスでわかる」
アルテミス方向にデコイを発射する。奇策を用いた相手だと、指摘する。
「それでイザーク達は母艦ですか」
「残ったG一機と謎の機体。恐らくどちらかを護衛に残すだろう」
そこを攻めると告げる。
イザーク達の母艦は回り込んでいるのだ。
クルーゼは謎の機体のパイロットに期待していた。次はどんな手をうってくるのかと……。
―――――――――――――――――――――
アークエンジェル
ブリーフィングルームには、実働部隊が集まり。事前に作戦を決めていた。
「恐らく敵さんは、あの艦を餌に俺達の兵力を分断する気だな」
「成程……では何もせず離脱すると?」
「おぃおぃ、そいつは不味いんじゃない。なんたって…」
ムゥの目線の先には、フレイ・アルスターがいた。
あの艦には彼女の父が乗っているのである。
「勿論最大限努力するが、戦場に出て安全な場所等ない。
それに、相手はこのアークエンジェルを落としたいと考えている。
ならばGを何機か回してくるだろう」
「成程、攻と守を分けるのですね」
「あぁ。キラはあっちの艦に行くGと対峙だ。落とさなくていい足止めだ。
下手にG以外を相手取ると、エネルギーを持っていかれる」
「わかりました」
「ムゥは救援だ。G以外を落としてあっちを逃がせれば逃がせ。
俺は母艦の防衛をする。俺の予想では、アークエンジェルにGを3機使うだろう」
「ヨハンさん一人で大丈夫ですか?」
「おぃおぃ坊主そりゃ愚問だろ。ヨハンの機体は普通じゃないぜ?
落とすんじゃなく、防衛なら問題ないだろうさ」
「「ハハハ!!ちげぇねえ!」」
「それでは、大尉達は戦闘準備をお願いします」
「オーライ」
そして始まった戦い。
管制から出撃コールが出される。
「メビウスゼロ・フラガ機、リニアカタパルトへ」
「ボウズ先に行ってるぞ!」
「分かりましたムウさん!」
メビウス・ゼロが先に宙域に向かう。
「カタパルト、接続!エールストライカー、スタンバイ!システム。オールグリーン!」
キラの目には、既に戦闘が始まっている様子が映っている。
「進路クリア!ストライク、どうぞ!」
ミリアリアからのコールを受けてキラはイージスと衝突する。
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ