合流できず戦闘へ…
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ザフトの一同…
彼らは、通称足つきを追いデコイに釣られてアルテミスを落とした。
「しっかし、敵さんもやるねぇ〜」
「ディアッカ関心している場合か!足つきを逃したんだぞ!」
「気にするなイザーク。既に足つきは捕らえた」
そう彼らの観測班が、足つきと思われる母艦の噴射光を捕捉したのだ。
そしてある程度の、補給を済ませた事も……。
「では彼らがラクスを……」
「いや違うな。この画像を見ればわかる」
モニターに映し出されたのは、現場宙域と戦闘があったと思しき艦。
「あの足つきの攻撃では、こうはなるまい」
「そうですね、艦の原型がこれ程残っている筈がない」
「それで隊長、我々の今後は?」
「地球軍の別艦隊を捕捉した。恐らくは出迎えだろう、これを我々は慎重に追う」
「「了解!!」」
―――――――――――――――――
「また、ここに居なくてはいけませんの?」
「マイド、マイドー。」
部屋から脱走していた彼女は、すぐに捕えられ部屋に戻された。
「ええ、そうですよ」
「詰まりませんわ…ずーっと一人で。私も向こうで、皆さんとお話しながら頂きたいのに…」
「皆仕事で忙しいのさ、輪に入りたいならなんか働きな」
ヨハンはマードックと共に作業をしていたのか、疲れた表情でラクスに告げた。
その言葉に陰ながら見ていた学生組が、首を大きく縦に振る。
フレイは一際大きく頷き、その通り!とでも言いたげだった。
一方管制室。
「…ん?ん!はぁ!艦長!」
「ん?」
何かを捕らえた、アークエンジェルは主要メンバーを管制室に集める。
「間違いないの!?」
「間違いありません!これは地球軍第8艦隊の、暗号パルスです!
「追えるのか?」
「やってますよ。解析します!」
『こちら…第8艦隊先遣…モントゴメリー…アー…エンジェル…応答…』
「ハルバートン准将旗下の部隊だわ!」
「「うはぁぁ!」」
「探してるのか!?俺達を!」
「位置は!?」
「まだかなりの距離があるものと、思われますが…」
「だが、合流できれば…!」
そんな喜びの声を上げるブリッジに、一人冷静な人間がいた。
そうヨハンである。彼からすれば、二つの陣営の戦力を比較した時。
現時点の戦力で考えた場合。地球は相手の三倍程の、兵力が無ければ安全とは言えない。
そして、それをわかっている人間が、圧倒的に少ない事が分かっているヨハンは苦言を呈す。
「申し訳ないが、些か喜び過ぎだろう。それと先遣隊は恐らく落ちる」
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