マブラヴ
番外編058話 1500話記念 インフィニット・ストラトス編
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ぬ姿の千冬の姿があり、力尽きた様子で深い眠りについていた。
そして千冬の身体中についているキスマークや、ベッドのシーツにある血を見れば、ここで何が起きたのかは考えるまでもない。
「ここがその、お前が暮らす部屋だ。正直、お前のような獣を女子生徒と相部屋にしていいものかどうか迷ったんだが……上からの命令には逆らえん」
アクセルが案内された部屋の前で、千冬が苦々しげに呟く。
もっとも、最初にアクセルと肌を重ねてから、既に数度抱かれている。
それを思えば、千冬の口から出たのは照れ隠しに近いのかもしれない。
「ま、俺が必要になったらいつでも呼んでくれ。ただし、アルコールと部屋の片付け以外でな。独り寝が寂しいとかなら、俺は歓迎するぞ?」
「ばっ!」
アクセルの腕の中ではブリュンヒルデと呼ばれた最強の女ではなく、一人の女に戻れるということを知っていた千冬は、頬を赤く染めて叫ぼうとして……何とか声を抑えることに成功する。
そんな千冬の様子に笑みを浮かべ、アクセルは扉を開く。
「あら、お帰りなさい。食事にする? お風呂にする? それとも、わ・た・し?」
アクセルを出迎えたのは、裸エプロン……もとい、水着エプロンという格好をした、水色の髪の女だった。
「更識ーっ!」
そんな女の姿を見て、千冬の怒声が響き渡る。
「あら、残念。先生でしたか」
残念と書かれた扇子を手にし、アクセルのルームメイトとなるIS学園生徒会長は笑みを浮かべるのだった。
「な、なぁ。あんたが2人目の男の操縦者なんだよな? 俺は織斑一夏って言うんだ。男が俺だけじゃなくて安心したよ」
「そうか?」
普段からレモン達10人以上の恋人と同棲をしているアクセルにとっては、周囲が女だけというのは慣れた光景だった。
そんなアクセルの様子に、一夏は信じられないといった風に視線を向ける。
「お前って……もしかして大物なのかもな」
「どうだろうな」
一夏に言葉を返しながらも、アクセルは少し離れた席にいる女が自分達に……より正確には一夏へと視線を向けているのに気が付いていた。
鋭い視線と服の上からでも分かる、豊かな双丘。
その人物が誰なのかというのは、アクセルは千冬から寝物語に聞いていた。
「一夏、向こうの女がお前の方を見ているけど、知り合いか?」
知っているのに知らない風を装って告げると、一夏は女の方……箒に視線を向け、驚愕の表情を浮かべるとそちらに向かって足早に向かっていった。
それを見送り……
「で、俺に何か用か?」
視線を自分から少し離れた場所……箒とは別の方から自分を見ていた者へと目を向ける。
そこにいたのは、金髪の縦ロー
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