1章旧校舎のディアボロス
番外編1話使い魔をゲットしに行きます
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龍が、上空で滞空しながら、俺たちを見下ろしていた
「来ちまったぜーーー龍王最強のドラゴン、ティアマトが!!」
ザトゥージがそう叫ぶ
龍王の一角ティアマット、その姿は先ほどカタログで見た通りだった。
まさか、本当に会えるとはな!!
「木場ぁぁぁぁぁぁぁ!!お前がハントしろとか言うから出てきちまったじゃねぇかヨォォォ!!」
「い、イッセー君?君の使い魔にどうって話したのはだけじゃないと思うんだけど?」
「そんなの関係ねぇんだよ!!責任とんのはお前の役目だ!!」
この非常時に何やってんだか・・・
でも、これはまたとないチャンスだ!!
『主様!?まさか、彼女を使い魔にする気ですか!?』
ああ、そのつもりだ!!
俺は浮遊魔法を使い、両腕に籠手を展開させ、ティアマットの目前まで飛んだ
「初めまして、龍王ティアマット」
『ーーー誰だ、貴様は』
こいつ、普通に喋れるんだな
しかも普通の女の声だし
「俺は暁亜蓮・・・滅龍魔導師だ」
ティアマットは俺の言葉に不敵に笑う
『ほお、滅龍魔導師か・・・久しいな、暁の者に会うのは数百年ぶりだーーーッ!?』
すると、俺の何かに気づいたらしく、目を丸くし、驚愕していた
何に気づいたんだ?
『その神器は・・・まさか、始創神龍メルクリアのものか!?』
『ええ、そうですよ、お久しぶりですね、ティア』
メルはティアマットのことをティアと呼んだ。あだ名で呼ぶってことはそれほど親しい仲だったのか・・・
『まさか、貴方が神器となってるとは、どうやら、見つけたらしいな、善の心の者を』
『ええ、彼は私の最高の主様ですよ』
『ほお、貴方が認めるほどの者か。おい、そこの滅龍魔導師、貴様は何の目的でここに来た?』
「俺はさ、ここに使い魔を探しに来たんだよ」
俺は自分の目的を彼女に話す
『使い魔だと?』
「ああ、俺はただ単純にお前が気に入ったから、使い魔にしたくなった。いや、こういう時は使い魔じゃなくて仲間だな、それでだ、ティマット、俺の仲間にならないか?」
俺は嘘偽りのない言葉でそういうとティアマットに手を差し出す
すると、
『アッハハハハハ!!私を仲間か!面白いな暁亜蓮!そんなことを言う奴は初めてだ!!・・・いいだろう、メルが認めた男だ。さぞ素晴らしい心の持ち主なのだろう、だが!!』
ティアマットはそこで言葉を区切ると、声音を真剣なものにする
『私も龍王だ、いくら神龍が認めたとはいえ、貴様の実力を見ないで仲間にはならん!!だから、私を認めるほどの力を見せてみろ!!』
そういうとティアマットは大きな翼をはためかせて遥か上空へと行く
ああ、い
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