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魔法少女リリカルなのは innocent 〜海鳴に住む鬼〜
鬼、名を上げる
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思うのです」

いや、そんなことはないと思うが……

「先輩は休日の朝はお店の配達に行くのですよね?」

「まぁ……そうだな……」

「でしたら、連休のチーム練習は午前で切り上げて午後は私達の内の一人と過ごして貰っていいですか?」

「別にいいけどよ……なんで一人となんだ?皆と過ごせばいいんじゃ……」

「いえいえ……こうゆう時は一人づつ相手のことを深く知るべきです」

「ん〜そんなもんか?」

こうして、俺は連休を後輩達と過ごすことになった




・一日目:宗輝(トレーニングジム)

「今日はありがとうございました。先輩」

「いや、俺もいい汗かけたし。あんがとな」

連休の一日目、俺は宗輝と共にトレーニングジムで汗を流した。今はシャワールームで体を洗っている

「にしても、こんなジムがあったとは」

「ここ、機材は少し古いですけど毎回料金を払う仕組みなので、面倒な会員登録なんかはありません」

シャワーで汗を流していると、話は少し別の方向へと変わる

「フム……」

「な、なんだよ……ジロジロと人の身体見やがって」

「いえ……こうして見ると、先輩って結構いい身体してますよね」

「は?」

何を言ってるんだこいつは

「腹筋割れてますし、胸筋や背筋も浮き出てますし…………」

「ヤメロ気色悪い、野郎の裸なんか見ても楽しくねぇだろ……」

「大丈夫ですよ……私、男もいけますから……」

ファッ!!

「嘘です♪」

「次ふざけたら、顔面に破砕拳くらわすからな……」





・二日目:桜馬(ラーメン屋)

「うめぇ!!」

「そうじゃろう?」

二日目は桜馬と一緒にラーメン屋に来ている。商店街から少し離れた所にある"翁"というラーメン屋だ

「いや〜ほんと旨いわ、このラーメン」

「ここは味噌、醤油、塩なんでも旨いんじゃよ、ワシもよく放課後に食いに行くの」

ラーメンを食べながら俺達はお互いの話をする

「なぁ桜馬……」

「なんじゃ?先輩」

「お前ってさ……家が鉄工所なんだよな?」

「そうだの、何処にでもある町の鉄工所じゃ」

「だったら、進学しないでそのまま家業継げばよかったんじゃないか?」

桜馬は箸を置き、少し考える仕草をする

「フム……では逆に先輩はなんで実家の甘味処を継がづに料理科に入ったんじゃ?」

「それは……まぁ、色んな技術を学んで、もっと家の……店の為になることをしたいと思ってな……」

「ワシもじゃよ……家の鉄工所は小さいがそれでも、家で作っている製品が誰かの役にたつのなら、ワシはその製品をもっといい物にしたいんじゃよ……」

桜馬の目は真っ
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