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魔法少女リリカルなのは innocent 〜海鳴に住む鬼〜
鬼、名を上げる
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〜菓家 自室〜

「やっぱり……落ち着かねぇ」

俺はエルトリア・G・Hに向かうため、1度家に戻り制服に着替えた

「いやまぁ……和服着なれてる俺のほうが可笑しいのはわかってるけどさ……」

黒のブレザータイプの制服に襟や裾に合わせて黄色の線が付いている、ネクタイの色は赤だ

「幹太〜どこか出掛けるの〜?……わぁ!」

部屋に入ってきたあずきが驚いた顔をしている

「幹太が和服以外の服着てるとこ初めて見た!」

「まぁ……普段着ないしな……」

「でもかっこいいよ?」

「お、おう……ありがとう……」

普段、服装で誉められることがないので少し驚いた

「そんじゃ、出掛けて来るから。お袋の手伝いよろしくな」

「はーい!」

あずきに見送られ、俺はエルトリア・G・Hを目指す





〜エルトリア・G・H 校門〜

目的地に着いた、校門前で既に周りから好奇の眼差しを感じる。調度近くに女性職員がいる、話しかけてみよう

「あの……すみません。明星高校の者なんですけど……」

「はい?……あぁ!例のイベントの事ね!中で話を聞くから付いてきて」

言われるままに俺は、その女性職員の後に付いていく。校内に入ると好奇の眼差しはより一層高まった

「むぅ…………」

「ご免なさいね?居心地悪いでしょ?」

「え……あぁいえ!そんなことは……」

「うちの学校は、教職員も殆どが女性でね……校内に男がいるってだけで、珍しいのよ」

「動物園の珍獣になった気分です……」

「ふふ……確かにそうかもね……着いたわ、入って」

「失礼します!」

女性職員に連れられ、応接室に入る

「それで……詳しい話なんだけど……」

「あぁ……ちょっと待って下さい」

俺はカバンから担任に受け取った資料を取り出す

「細かい所は全部この資料に書いてあるそうです」

「フム……ちょっと読ませて貰うわね」

ペラペラと資料に目を通していく

「成る程……解ったわ。日程と場所はこれで問題ありません」

「ありがとうございます」

よし、思いの外早く終わりそうだ。終わったらこんなとこさっさっと抜け出そう

「ところで、この資料によると……そちらのメンバーはあなた以外全員女子なのね?」

「あぁ……はい、そうです」

本当は、その人がやりたいかどうかで人選が決まるのだが……うちの男子達は全員めんどくさいと言ってやらなかった。協力校が女子校と知ってたら違ったのだろうか……

「うちも女子校だから、参加メンバーは全員女子だけど……大丈夫?」

「まぁその……なんとか」

「無理しないでね……」

変な気を使わせてしまった。その後
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