暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第3章:再会、繋がる絆
第71話「それぞれの動き」
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きつい戦いだった...。」

 出てきた四人にリニスがそう呟き、クロノが戦いの感想を漏らす。

「...参考なまでに聞いても?」

「...緋雪を再現していた。正直、プレシアさんの援護魔法がなければ勝てたかどうかも怪しい。」

「それは...。」

 緋雪の強さはその場にいる全員が知っている。
 だからこそ、相当苦戦したのだと、全員が思った。

『...一段落着いた所申し訳ないけど、緊急事態だよ。』

 だが、そこへエイミィの通信が来る。

「...何があった?」

『...アリシアちゃんから、海の沖の方にいるなのはちゃん達が、優輝君の偽物と交戦。また、その時に気づいたのだけど、ビル街の方に結界が。おそらくはシャマルさん達が結界内に...。』

「...二か所同時襲撃か...。」

 どこに誰がいるか詳しく説明している暇はなかった。
 尤も、リニスがそれを知っているため、説明する必要はあまりないが。

『優輝君たちのグループはまだジュエルシードと戦ってる。...優輝君たちが負ける事はなさそうだけど、このままじゃ皆がやられちゃう!早く援護に向かって!』

「了解!」

 クロノが返事し、一度その場にいる全員を見渡す。

「エイミィ、戦況を教えてくれ。どちらにどれだけ人員を割くべきか...エイミィ?」

 そして、チーム分けを決めるために戦況を聞こうとして...通信が途切れる。

「なっ...!?通信が....!」

「クロノ!どうしたんだ!?」

「通信が...切断された。」

 クロノの言葉に、全員が驚く。
 ついさっきまで繋がっていたのだ。あまりにも突然すぎる。

「...早く救援に行きたい時に、なぜ....。」

 そう呟くクロノに、念話がかかった。









『―――別に、救援に向かう必要はないぜ?』



 それと同時に、吹き飛ばされてくる者達がいた。

「フェイト!それに、アルフや皆さんまで...!」

 その者達は、他の場所で戦っている者達だった。



「....さぁ、決着と行こうか。管理局...!」

「......!」

 クロノ達が見上げれば、そこには優輝と葵の偽物が佇んでいた。



 












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