第3章:再会、繋がる絆
第71話「それぞれの動き」
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ンランサー・ファランクスシフト?』」
再び激突を繰り返しながらも、リインフォースははやてへ念話を飛ばす。
手元の夜天の書から、はやては言われた術式を探す。
「『厳密には違います。かつて私が使った魔法、それが記されているはずです。』」
「『....あった。ジェノサイドシフトって奴やな?』」
「『はい。...それで一気に片を付けます。隙を作るのですかさず発動してください。』」
そういって念話を切り、暴走体へと肉薄する。
「せぁっ!!」
パ、ギィイイン!ドンッ!!
デバイスで防御魔法を破り、掌底で大きく吹き飛ばす。
リインフォースはこれでも古代ベルカ時代の存在だ。接近戦もお手の物だった。
「『主!』」
吹き飛ばされた暴走体は、すぐさまバインドに捕まる。
リインフォースの仕掛けたバインドだ。二、三重なため、すぐには解けない。
「アルカス・クルタス・エイギアス。疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。バルエル・ザルエル・ブラウゼル。フォトンランサー・ジェノサイドシフト。撃ち砕け、ファイアー!!」
そこへ、大多数の魔力弾が包囲するように形成される。
そのまま、その魔力弾は暴走体へ収束し、炸裂した。
「ジュエルシード、封印!!」
最後の一際大きな槍のような魔力弾を、はやては投げつけ、封印を完了させた。
「....よし、封印は完了したな。」
「少し長引いたが、何とかなったな。」
二つとも封印が完了し、はやて達と神夜は合流する。
お互い、ほとんどダメージはなく、消費したのは魔力だけだった。
「...結界が...。」
「外でリニスが待っている。早く出よう。」
「...ああ。」
そういって、三人は結界が崩れる前に脱出していった。
「...戻ってきましたか。」
「異常は?」
「ありません。」
結界外に戻ると、リニスは変わらず辺りを警戒していた。
神夜の問いに簡潔に答えるリニスだが、どこか不機嫌だった。
「...どうしたんや?」
「...どうしたもこうしたも、なぜこの状況で手分けしたままなのですか?誰か一人か二人私と共に残り、クロノさん達の加勢に行った方が確実です。」
説教染みたその言葉に、三人とも言葉を詰まらせる。
「だ、だけどこうして早めに決着を着けてきただろ?」
「それは結果論です。....こうして話しているのも時間の無駄ですね。早く加勢に....。」
“向かおう”とリニスが言おうとした所で、結界から四人が出てくる。
それと同時に、結界も崩れた。
「....何とか勝てましたか...。」
「...ああ、
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