第3章:再会、繋がる絆
第71話「それぞれの動き」
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、電気変換資質持ちのフェイトを再現しているので、魔力弾などに込められた電気が神夜の動きを鈍らせていた。
...尤も、それでも神夜の方に分があるが。
『...!...君!....神夜君!!』
「っ!?うわっとと..!?」
突然かかってきた通信に、神夜は驚き、暴走体の攻撃をまともに受けてしまう。
幸い、それも無効化できる威力だったため、すぐに立ち直る。
「...エイミィさん?」
『よし、通じた...!』
とりあえず神夜は返事し、その事にエイミィは安堵する。
「悪いけど、今は戦闘中だから手が離せない!」
『ああもう!どうしてこんな時に態々手分けするの!?戦闘に入ったのなら止めないけど、さっさと終わらせるように!!』
「了解!」
返事を返し、通信が切られる。そして、そのまま戦闘に集中した。
...なお、なぜ手分けして怒られたのか神夜は理解していなかった。
「...と、言う訳だ。さっさと片を付けさせてもらうぜ...!」
瞬間、神夜はスピードを上げて暴走体に接近する。
負けじと暴走体も速度を上げるが、進路先を魔力弾が通り過ぎる。
「ちっ、これも躱すか!」
さらに魔力弾を放ち、自身も追いかける神夜。
理性がない故、暴走体は臨機応変に対処できず、そのまま追い詰められ...。
「っ...!捉えた!!」
バインドによって、動きが止められる。
「終わりだ!!」
そして、魔力を帯びた斬撃に切り刻まれ、砲撃魔法で封印された。
「....よし。」
「はぁあっ!」
ギィイイン!!
一方、リインフォースはパイルバンカーの攻撃と暴走体の防御魔法を拮抗させていた。
「っ!」
「リインフォース!」
そこへ暴走体の魔力弾が襲い、リインフォースは飛び退く。
すかさずはやてが援護射撃を行い、互いに睨み合う間合いになる。
「...奇しくもあの時と逆だな。」
思い出すのは、かつての闇の書となのはの戦い。
リインフォース自身の記憶は闇の書の中でのはやてとの会話が主だが、なのはとの戦いも覚えており、また記録映像を見た事もあった。
今回のこの戦いは、その時と立場が逆のようであった。
「...あの時よりも、私の力は圧倒的に劣っている。だが...。」
「......。」
「....今は主と...仲間と共にいる。.....ただの再現とはいえ、負けんぞ。」
後方にいる主を一瞥し、暴走体が相手とはいえ、リインフォースはそう言ってのけた。
「『主よ、蒐集した術式よりフェイト・テスタロッサの最大魔法を。』」
「『フェイトちゃんのって言ったら...フォト
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