暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第3章:再会、繋がる絆
第71話「それぞれの動き」
[8/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、電気変換資質持ちのフェイトを再現しているので、魔力弾などに込められた電気が神夜の動きを鈍らせていた。
 ...尤も、それでも神夜の方に分があるが。

『...!...君!....神夜君!!』

「っ!?うわっとと..!?」

 突然かかってきた通信に、神夜は驚き、暴走体の攻撃をまともに受けてしまう。
 幸い、それも無効化できる威力だったため、すぐに立ち直る。

「...エイミィさん?」

『よし、通じた...!』

 とりあえず神夜は返事し、その事にエイミィは安堵する。

「悪いけど、今は戦闘中だから手が離せない!」

『ああもう!どうしてこんな時に態々手分けするの!?戦闘に入ったのなら止めないけど、さっさと終わらせるように!!』

「了解!」

 返事を返し、通信が切られる。そして、そのまま戦闘に集中した。
 ...なお、なぜ手分けして怒られたのか神夜は理解していなかった。

「...と、言う訳だ。さっさと片を付けさせてもらうぜ...!」

 瞬間、神夜はスピードを上げて暴走体に接近する。
 負けじと暴走体も速度を上げるが、進路先を魔力弾が通り過ぎる。

「ちっ、これも躱すか!」

 さらに魔力弾を放ち、自身も追いかける神夜。
 理性がない故、暴走体は臨機応変に対処できず、そのまま追い詰められ...。

「っ...!捉えた!!」

 バインドによって、動きが止められる。

「終わりだ!!」

 そして、魔力を帯びた斬撃に切り刻まれ、砲撃魔法で封印された。

「....よし。」





「はぁあっ!」

     ギィイイン!!

 一方、リインフォースはパイルバンカーの攻撃と暴走体の防御魔法を拮抗させていた。

「っ!」

「リインフォース!」

 そこへ暴走体の魔力弾が襲い、リインフォースは飛び退く。
 すかさずはやてが援護射撃を行い、互いに睨み合う間合いになる。

「...奇しくもあの時と逆だな。」

 思い出すのは、かつての闇の書となのはの戦い。
 リインフォース自身の記憶は闇の書の中でのはやてとの会話が主だが、なのはとの戦いも覚えており、また記録映像を見た事もあった。
 今回のこの戦いは、その時と立場が逆のようであった。

「...あの時よりも、私の力は圧倒的に劣っている。だが...。」

「......。」

「....今は主と...仲間と共にいる。.....ただの再現とはいえ、負けんぞ。」

 後方にいる主を一瞥し、暴走体が相手とはいえ、リインフォースはそう言ってのけた。

「『主よ、蒐集した術式よりフェイト・テスタロッサの最大魔法を。』」

「『フェイトちゃんのって言ったら...フォト
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ