第3章:再会、繋がる絆
第71話「それぞれの動き」
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のジュエルシードの所に行きましょう。」
「そうだね。」
「ここから近いのは....海鳴病院ね。」
座標を確認し、シャマルがそういう。
〈....マスター。〉
「なんだ?今から他の所で戦っているなのは達を助けに行くんだ。邪魔すんじゃねぇ。」
そこで、帝のデバイス“エア”が言葉を発する。
〈....結界が張られています。〉
「あん?」
「っ....!」
エアの言葉に、シャマルがすぐさまクラールヴィントを介して確かめる。
その瞬間...。
「っ!?なっ....!?」
ギィイイン!
アルフの背後から何者かの攻撃が繰り出され、アルフは咄嗟に防御魔法で防ぐ。
「...ホントに結界が張られている...いつの間に...!」
「くぅうう...“バリアバースト”!!」
結界が張られていた事にシャマルが驚き、アルフは防御魔法を爆発させる。
しかし、攻撃を繰り出した者はその瞬間には飛び退いていた。
「....へぇ、そっか。狼を素体とした使い魔だから、危険察知はお手の物...か。」
「アンタ...!」
攻撃を繰り出してきたのは葵...その偽物だ。
「結界も攻撃まで気づかれず、背後からの不意打ちだったんだけどなぁ...。これに気づくなんてさすがだよ。」
「クラールヴィント!」
アルフの事を軽く称賛する偽物に、シャマルがすかさず拘束に掛かる。
「甘いよ。」
「なっ...!?」
しかし、偽物は体を蝙蝠に変える事でそれを回避する。
「ジュエルシードがある今、こういった事だって簡単にできるんだよね。」
「っ...!はぁああっ!」
「っと。」
パシィイッ!
アルフとシャマルの背後に回った偽物に、アルフが拳を繰り出す。
しかし、それはあっさりと受け止められてしまう。
「なっ...!?」
「忘れがちだけど...あたしは吸血鬼。その程度の力じゃ、あたしには勝てないよ!」
「くっ!」
レイピアを振るおうとする前に、咄嗟にアルフは蹴りを放ち、距離を取らせる。
すると、そこへ武器群が降り注ぐ。
ギギギギギィイン!
「危ないなぁ...。」
だが、それを偽物は一部を躱し、それ以外はレイピアで全て受け流す。
「待ってろ葵!今すぐ正気に戻してやるからな!」
「ふふふ...やってみれるものならやってみなよ!」
まるで空気の読めない帝がそう言い放ち、偽物はそれに受けて立つ。
「(...戦闘する場所をどうにかして変えないと...。私たちでは、あまりにも不利...!)」
その様子を見ながら、シャマルは冷静
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