ハイスクールD×D 超闘士激伝
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ムのルールで私を倒せれば再び婚約者に戻すということだ」
それを聞いてライザーは厭らしい笑みを浮かべる。再びこのような笑みを見る羽目になるとは、これも罰の一つなのだろう。
「はっ、たかが人間ごときを相手にして勝てばいいとは。サーゼクス様はオレとリアスを結婚させたいようだな」
そう言って笑いながらライザーが転移するのを見送る。それと同時にリアスがグレイフィアに食って掛かる。
「グレイフィア、こんなの酷すぎるわ!!彼を殺そうというの!!」
「私はサーゼクス様からの決定をお伝えしているだけに過ぎません。それに」
「それに?」
「彼が負ける姿を想像できませんから」
「えっ?」
「進一郎様、例の場所ですが準備のほうが整いました。ご案内してもよろしいでしょうか」
「頼む。家族にはある程度の事情は話してあるが再度の説明を頼む」
「分かりました。それではご案内させていただきます」
グレイフィアに転移で連れて行ってもらったのは、かつてサーゼクスに紹介された修行場だ。高温高圧高重力というおよそ生物が住めない環境で周囲は冥界一の硬度を誇る鉱石で覆われている。今ではかつての英雄が修行をした聖地として扱われて多くの者が利用しているのだが、無理を言って1週間貸し切ってもらったのだ。
「では、試合開始12時間前にお迎えに上がります」
もうすぐ私の婚約を賭けたレーティングゲームが始まる。だと言うのに、私はそれに参加することが出来ない。ただ、見ていることしか出来ない。それにしても朱乃や小猫や祐斗がどこか落ち着かないでいる。何かあったのだろうか。
「あの、部長、なんか、周りの人がそわそわしてませんか?」
最近眷属にした赤龍帝を宿す一誠がそう耳打ちしてくる。言われてみれば確かにそわそわしている。それに魔王様が皆揃っているのも異常だ。他にもグレモリー家にもフェニックス家にも縁が遠いような家の者までいることに気づく。一体何があるのだろうか?そう思っていると、更に異常なことが発生する。
「最後の招待客の方が到着しました」
グレイフィアがそう告げて、観客席に入ってきたのは熾天使のガブリエルとメタトロン、神の子を見張るもののアザゼルとバラキエルだった。何故彼らが此処に招待され、しかも受け入れられているのかが分からない。
「何が起きているのか分かっていないようだね、リアス」
「お兄様、これは一体?なぜ、熾天使やグリゴリのトップたちが?」
「此処にいる皆はね、確認にやってきたんだ」
「確認?」
「大戦後の安定期から待ち望んでいた最後のピースをね」
「何をおっしゃられているのですか?」
「此処にいるほとんどは
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