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転生とらぶる
マブラヴ
1504話
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位に残った小隊を相手にして、1発の被弾もないままに勝利するとは」
「クリスカ達は強かったよ。勝った俺が言うのも何だが、多分小隊としてはともかく、個人としての強さだけで言えばブルーフラッグに参加した全ての機体の頂点に立つだろう。事実、俺と戦って最後まで残ったのは、インフィニティーズでも暴風小隊でもアルゴス小隊でもなく、クリスカ達だったからな」
「そう言って貰えると、こちらとしても助かります」

 ……褒められたのが嬉しかったのか? 予想外な事に、サンダークは口元に小さな笑みを浮かべている。
 まぁ、自分の部下が褒められて悪い気はしないだろうが。
 そんなサンダークに対して夕呼は笑みを浮かべる。……ただし、その笑みは獲物を見つけた肉食獣の笑みだったが。

「サンダーク中尉。その辺で少しお話しがあります。よろしいですか?」
「……何でしょう?」
「この子……誰か分かりますわよね? ああ、名前を知っているのかどうかという事ではなく、どのような出身かについてなのですが」

 霞が夕呼の横でサンダークに向かって小さく頭を下げる。
 その拍子にウサギの耳が揺れるが、その見ているだけで心が和むような愛らしい姿を見ても、サンダークの表情に変化はない。
 ここで霞が紹介されるというのは、最初に霞の姿を見た時に理解していたのだろう。
 だからこそ、こうして今紹介されても特に表情の変化はないまま、口を開ける。

「ああ、勿論知っている。オルタネイティヴ3で生み出された者だろう」

 ……そう言えば、今更。本当に今更なんだが、サンダークはオルタネイティヴ計画について知ってたんだな。
 この計画を知っているのは、本当に少人数でしかないって話だったが。
 ああ、でもクリスカとイーニァの上司だというのを考えれば、その辺は当然なのか。
 ともあれこうして見る限りでは、霞を見たサンダークの表情に動揺の色はない。

「ええ。その通りです。……ちなみに、スカーレットツインと呼ばれているイーダル小隊のパイロット2人……そちらも、そのオルタネイティヴ3のパイロットだとお見受けしますが……あら、おかしいですね。確か国連からの正式な命令により、私のオルタネイティヴ4は3の研究成果を接収する筈だったのですが」
「それは……」

 夕呼の言葉に、サンダークがチラリとこちらに視線を向けてくる。
 何とか誤魔化したいが、ここで下手に誤魔化したりすれば、それはシャドウミラーとの関係が酷くなるかもしれない。そう思っているのだろう。
 事実、今のソ連という国は決してシャドウミラーとの関係が良好という訳ではない。
 イーニァとは仲がいいし、ラピスもイーニァと友情を築いてはいるが、それはあくまでも個人の事だ。
 特にソ連軍は直近だとラトロワの件もある。
 そう
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