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嫌われの忌み子あれば拾われる鬼子あり
第1章 第9話 理不尽さ
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どの問いの続きだった。その答えを聞かぬままメリーの事を語っただけだった。

「小さい頃は自分だけ何でだって、そんな理不尽さを恨んだ事もあったよ。でも、日が経つにつれて理解していったんだよ。生まれ落ちてその後の行動は全てを自分の成長に繋げる事だって」

「でも」

「わかってる、それが僕が勝手に思ってるだけで実際はそうじゃないかもしれないって…でもさ、そんな理不尽さが僕にあったって良いだろう?だから僕はむしろ全てのものに感謝しているんだ。そのおかけでこの力を手に入れたし…メリーにも会えたしねそんな人達をどうして恨まないとならない?感謝しかないよ」

そうメリーに笑いかけた。

「…やっぱり旦那様が1番ね」

メリーはそのまま顔を上げて、ルイスはそのまま顔を下げて口付けを交わした。
その2人を窓から射し込む暖かな朝日が照らし、また新たな朝を告げた。
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