暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜黒衣の魔導剣士〜
IFエンド 「フェイト・T・ハラオウン」
[1/7]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 …………うん?
 近くから聞こえてきた音に私の意識は覚醒し始める。何の音だろうと寝起きの頭で考え始めると、毎朝聞いている音なのですぐさまアラームが鳴っているのだと理解した。
 何でだろう……いつもと変わらない時間に起きてるはずなのに体が重い。
 体調が悪くなってしまったのかと思いもしたけど、熱があるときの重さとは違う。つい昨日まで執務官としてあちこち飛び回っていたのでその疲れが出たのかな……

「…………え?」

 上体を起こした私の口から思わず声が漏れる。視界に予想外のものが映っていたからだ。
 垂れてる金色は私の髪で白いのはベッドとかだけど……何で自分の胸が見えてるの。というか、この感覚からして下も履いてないよね。
 普段はパジャマを着て寝ているし、緊急招集などがあった日は下着姿で寝てしまったりすることもありはする。でも裸で寝るようなことはないはずだ。

「ななな何で……!?」

 自分以外に部屋には誰もいないけど、恥ずかしさのあまり布団を手に取って体を隠す。パニックを起こしそうになる自分をどうにか宥めつつ昨日のことを思い出し始める。
 た……確か昼くらいにミッドチルダに帰ってきてシャーリーやティアナと別れたよね。それから必要な書類をまとめて……それが終わった後は街を見て回った気がする。そして夕方に……

「…………っ!?」

 一瞬にして何で今自分が裸になっているのかを理解する。
 まず初めに私はあの事件が終了してしばらくしてショウくんに告白した。義母さんや義姉さん達の手助けもあったりしたわけだけど、このへんよりも大切なのは結果のはず。……結果だけで言えば、無事に交際がスタートすることになりました。
 それからまたしばらくが経ってるし、色々とあったりもしたわけだけど……今大切なのは昨日のこと。だから昨日のことだけ考えよう。
 正直誰かに言うととても恥ずかしいことなんだけど、昨日私は夕方に仕事が終わったショウと合流した。それからふたりで夕食の買い出しに行って、一緒にご飯を作り、食べ終わった後は久しぶりに会えた嬉しさもあって一緒にお風呂に……。
 それで……ショウの体を洗ってあげたり、一緒に湯船に入ったり……。
 そういうことをしてると体が触れ合ったりするわけで……そのまま1回しちゃったんだ。
 で、でも仕方ないよね。だって私の仕事の関係上、簡単には会えない距離に行ったりもするんだし。通信で話せたりできるけど、お互い相手のことを考えてあまりしなかったりするし。そうすると必然的に会いたいって気持ちも膨れ上がるわけで……

「……でも……そのあとは問題かも」

 思い出すのも恥ずかしいけど、お風呂で1度しちゃったにも関わらずベッドに入ってからもしちゃったんだよね。それも一度じゃなくて何度も……今感じてる
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ