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とある科学の傀儡師(エクスマキナ)
第55話 ハック
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くてよろしいのですか?」
「小っさくても猫なんだから、あれくらいの高さから落ちても大丈夫よ!それより......」
「そうですか......お姉さまはあの生物が地面に叩きつけられても一向に構わないと言われるのですね」

「!」
「その結果、大怪我をして機能障害が出てもら、生命活動を停止しても関係ないと」
「!!」
真っ直ぐジト目で見てくるミサカに御坂はバツが悪そうに視線を巡らせた。
幾ら猫が高い場所から落ちても反射的に脚部を下に持ってこれると言ってもまだ子猫だ。
もしかしたら、受身に失敗して重篤な怪我をしないとも限らない。

「う......わ......分かったわよ。どうしろっての?」
ミサカは四角い物体を説明しながら、黒猫を見上げながら言う。
「台になる体勢をとればギリギリ届くのではないでしょうか......とミサカは提案します」

「まあ周りに台になるようなものは見当たらないけど」

ミサカは四つん這いにさせた御坂の上に乗り出して子猫に手を伸ばした。

え?
何であたしが下?

あまりにも屈辱的て服従のポーズに御坂は、顔を上げた。
「お姉さま。もう少し左です」
「無茶言うなっ!つーかアンタ靴はいたままじゃ......」
抗議している御坂を横目にミサカは、枝から滑り落ちる子猫を確認すると最短の動作で台になっている御坂を蹴り出してジャンプした。

「はぐぅッ!」
いきなりの衝撃に御坂は四つん這いのバランスを崩して、顎を打ち付けるように倒れ込んだ。
横から着地の音がする。
「あッ!アンタねぇ!」

ミサカは着ていた暁の外套の裾をクッションにして子猫をキャッチしたようだが......
なぜか外套の下にはズボンを履いておらず、直縞パンが顔を上げた御坂に映り込んだ。
「何とか無事確保しましたと......」
「わあぁぁぁぁぁぁぁー!!」
チラリと大腿部の真新しい包帯がぐるぐると巻いてあった。

「こ......こ......コラァアッ!!何捲り上げてんのよー!?」
大胆なパンチラサービスに他人のでさえも恥ずかしいのに、御坂は自分と同じ顔をした女性に顔を真っ赤にしながら指を上下に振りながら大きな声で叫んだ。

ミサカは外套の裾をゆるやかに下方に向けると子猫は地面に着地し、腰が抜けたかのようにその場で座り込んた。

「あたしと同じ顔してそんな......ん?」
御坂は太腿に巻かれた包帯に注意が向いた。
「その傷、どうしたの?」
「撃たれました」
「!?」
またしても裾を捲り上げてのパンチラサービスに御坂の髪が逆立つ。
「だぁぁぁー!捲らなくていいわぁ!」
「我儘ですね」

御坂とサソリの弟子で御坂美琴のクローンの奇妙な出会いを果たした。
黒猫が小さく「ミャアァ」と
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