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〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
激戦のロドリグ星A
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ロガネ中尉もね!」アントワープは俺の脇に立っているタケルちゃんにウインクしながらそう言って通信を切った。
「うげ、マジかよ・・・・・あの人のタフさハンパないんすよね。」タケルちゃんが、ウンザリの表情でそうつぶやいた。
「アントワープ中佐の実力は折り紙つきだからな。そして常に周囲の者たちの錬度も上げようと考えているのだろう。君たちも良い訓練になっているのではないかな?」ディーがニコニコしながら俺たちに話しかけてきた。
「・・・・そ、そうですね!」いちおうそう応えたけど、あれは単なる脳筋だけどな!楽しんでいるだけだって、絶対!いや、ほんとに。

ロドリグ地上―アントワープ

「ナルミ少尉!事情を調べる必要があるので、どちらにしても、一旦後方に下がってもらいます。その後機を降りて、精密検査、精神鑑定、取り調べという流れになると思います。貴官らが本当の事を包み隠さず話せばすぐに楽になりますからね。心配は無用です。軍務規定という事もありますが、状況からすると、やむを得ない判断だと思って従ってもらいます。」

「は、はい・・・・。」孝之は慎二へ秘匿回線をつなげる。「慎二どうする??」問われた慎二も焦燥しきった表情だったが、やがて腹を括ったらしく「って言ったって、もう囲まれてるし、逃げようもないから従うしかないんじゃないか?」「そうだな・・・・。」
「会話の邪魔をしてごめんなさいね、これは秘匿回線のつもりかと思いますけど、全て丸聞こえですよ。まぁ、指示に従ってもらえるようですので、手間が省けます。警備班ディーツ中隊!この2機をオルフェーリアへ護送してください!CPへは通達しておきます。」
アントワープは随伴している補給大隊の警備中隊へ指示をする。
「ディーツ01了解!」ディーツ中尉は短く返答して、部下へは2機の不知火の両肩を掴んで運ぶよう命じた。
それを見届けてから、「では、ロアーヌ連隊全機!続け!このまま戦線を押し上げてさっさとあの薄気味悪い生物を掃除するよ!」全周囲警戒しながら待機していた連隊全機に告げる。「「「「「ラジャー」」」」」
次々とジグレータMk.4が飛び立ち、編隊を組んでハイヴへ向かって行く。

そして――――――――孝之の不知火は両肩を掴まれて運ばれている最中、網膜投影越しに見える緑の森や山々を眺めていた。
「なぁ慎二、ここはいったいどこだ?こんな広い森や山なんて横浜周辺には無かったぞ?」
「あぁ、そうだな。ほんとうに訳がわからないよ。」二人そろって困惑してうなだれる。

「ヨコハマってどこの事だ?ここはロドリグ星の首都であるガザノヴァ近郊だよ。試みに訊くが、貴官らはどこの惑星出身だい?」護送している中隊の隊長であるディーツ中尉が尋ねる。
「ロドリグ星???はい、中尉殿、もちろん地球であります・・・・・って地球以
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