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〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
激戦のロドリグ星A
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障か??」
二人は、自分たちの置かれている状況がまったくつかめなかった。

エレミア歴1033年8月12日‐恒星標準時16時42分 アントワープ

「一体どうなっているの?彼らにはこちらの音声も映像も入ってないみたい?」
「よくわかりませんが、通信周波が極微弱ですし、様子が変ですね。通信機の故障でしょうか?」と中隊長のランディール中尉が応える。
続けて「一度艦船からスキャンをかけて、向こうの機体の通信機へハッキングを仕掛けてみてはいかがでしょうか?もしかしたらバックアップ機能があるかも知れませんし、そうすればデータ参照してソースを取り込む事によって、現状の周波数が特定出来るかも知れません。」

「このような状態になったのも経緯は不明だけど、そうね・・・・ランディール中尉の言うとおりね。ロアーヌ01よりCP(コマンドポスト〜司令部指揮所)、応答してください」
「こちらCP、ロアーヌ01どうぞ」
「今私たちがコンタクトしている未確認機だけど、通信機へハッキングをかけて調べてみて!もしつながる周波数があるなら、こちらとつなげてください!」「こちらCP、ロアーヌ01へ、了解しました。」

そして、1分もしないうちに再びCPから通信が入る。
「・・・・・・・・・・・こちらCP、ロアーヌ01どうぞ」
「ロアーヌ01です」「未確認機の機体通信機へのハッキング、データの互換制御完了しました!」CPのオペレーターはハッキングして即座にCPUとデータベースを発見、ダウンロードして素早くソースを取り込んだ。「CP、了解!素早い対応に感謝します。」
「どういたしまして中佐、でも実は・・・・驚いたことに、あの機体のCPUはとても古めかしくジュニアスクール低学年の生徒が授業で作るものより簡単なものでした。」CPの将校は本当に信じられないといった感じで返事をした。

「まさか!まぁ今はいいでしょう。・・・・こちらはオルキス統合軍第14空間機動師団のアントワープ中佐です。貴官等の官姓名と所属を明らかにしてください。」アントワープはそんなバカな事があるはずが無いと考えながらも職務に忠実に誰何(すいか)を始める。

「おおー、慎二、何かわかんないけど通じるようになったな!」「バカ、孝之!オープン回線開いたまんまだぞ?」「え?!うあ!!」

軍人らしくない、たるんでる・・・アントワープの片眉がピクッと吊り上る。ひとつ大きな咳払いをしてから、ゆっくりと自分を落ち着かせるように大きく息を吐く「・・・・・・そちらの通信機能が回復したのはわかってもらえたようですが、先ほどからの当方の質問に答えてはもらえませんか?」
「あ、すみません、えっと・・・・・中佐殿!自分は国連太平洋方面第11軍練馬基地所属A-01連隊デリング中隊(第7中隊)の鳴海孝之少尉であります!
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