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〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
激戦のロドリグ星A
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エレミア歴1033年8月12日‐恒星標準時14時51分  2機の不知火

2機の不知火は背中合わせに出来るだけ死角を無くして周囲の敵に機銃を掃射している。
「いきなり暗くなって何も見えなくなったけど、一体なんだったんだ?アレ?」
「わかんねーよ!警告していた米軍の新型兵器かもな!でも相変わらずBETAのど真ん中にいる事だけは確かだ。」
二人は会話しながらも間断なく突撃砲で周囲のBETAへ劣化ウラン弾を叩き込んで屍体を積み重ねていた。

「―――ッ!36mm残弾200切った!」
「こっちも300無いよ!」
「デリング08よりCP!応答してくれ、繰り返す、デリング08よりCP!・・・・・・・・・」
「いよいよやばいな・・・・。HQも全く繋がらないし・・・・・碓氷中尉達も近くにいないみたいだ・・・・撤退命令無視した報いだな・・・・・先に言っとくぞ、慎二、今までありがとうな!」
「・・・・バーカ!孝之、そういうのは生き残って帰ってから、水月と遥に言え!」
「それが出来たら苦労しないって!くっ!弾切れだ。」そう言って孝之は弾切れの突撃砲を敵に投げつけ、背中にホールドしていた長刀を背中の担架からパージして右腕に構え、近づく要撃級の感覚器を斬りつける。程なくして僚機も弾切れとなり、同じく長刀を手に戦い続ける。

「だめだ!キリがねぇ、ハァハァッ・・・・」二人は戦闘開始より既に主観時間で2時間以上は戦い続けており、疲労困憊していた。
次から次へと沸いてくるかのように周囲を要撃級に囲まれ、切り払うのが精いっぱいであった。
段々隙だらけになっていき、そして一瞬の隙に、そのモース硬度15以上の爪がまさに振り下ろされようとした―――――――――その時、爆音がして目前の要撃級が爆発、そして周囲のBETAが次々と弾け、ひしゃげ、どんどん撃ち平らげられていく。
「やった!!援軍だ!!!助かったな、慎二!」
「ああ、どうやらそうみたいだな・・・・・・」二人はほっと胸をなで下ろす。

やがて周囲を囲むように機体が降りてくる。2機、4機、8機――――13機、一個中隊くらいだ。
警戒の為か、突撃砲のようなものをこちらに向けている。
「おいおい、同じ人類に向かって銃口なんか向けないでくれよ?」孝之がボヤいた。
だが―――「「?!」」「あれ?孝之、初めて見る機体だな。米軍の新型機かな?」
「いや、俺も見たことないなー。でもなんだか米軍の系統とはまた違うような気もする・・・。」

そして、遠い周波数から徐々にチューニングを合わせるように通信が入ってくる。
が、聞き取れない。「○×○は、ど%&▲た&※か?」「?え?」「何言っているのかわかんないよ。慎二、俺の機の通信機壊れているのかな?」「うん、こっちもまるっきりわかんないね。ん?・・・・・・いや、故
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