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伝説の序章
新たな兆し
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シンキングアドベンチャー13



13.新たな兆し




ーーーー結果

詩雨の圧勝で総ざらいという
形で闘いの幕が降りた。
ムスッと細い目で詩雨を見つめる
ジャックスとロキに詩雨は,

「おいお前等俺に勝つんじゃ
無かったのか??( ・´ー・`)」

ニヤっと嘲笑いドヤ顔で2人を見下す。

怒りマークが付く…

「うるせぇよ!いつか絶ってーに
後悔させてやるゼ!!」

「なぁ詩雨,あれもう1回やってくれよ!
オイラ間近で見てみてぇ(☆∀☆)」

歯軋りするロキに対し,ジャックスは
何やら凄く興奮し,詩雨に言った。
詩雨もヤレヤレと気が無さそうにも
ジャックスの返事に応えた ーーーーーーー
ふわっと宙に浮く詩雨
それを間近で見て更に興奮するジャックス。

「うほーーーー!やっぱスゲェー!!!!
"魔法"ってこんなにもスゲェんだな!
オイラにも出来ねぇかなぁ…??」

「心・技・体のバランスが上手く
出来りゃ簡単だぞ…まぁ魔法にも
色々有るからな,自分との相性にもよるしな。
因みに俺が使えるのは
"空気" "砂" "結界" "光" "影" "陰陽"
この六つだ」

ふっと地面に着地し,まぁバランス
感覚無さそうだからお前等には
当分出来なさそうだなと嫌味なく言った。
ガクンと肩を落とすジャックスにロキは
渋々詩雨に尋ねた。

「相性とかって…分かるもんなのか?」

「あぁ,この大陸の出身者なら
仮に出来る魔法は"風"か"水"の分野だろう」

何でそんな事が分かんの!?(  Д ) ? ?
目が飛び出しているジャックスに
詩雨は呆れ,額に手をやった。

「お前等…自分達の生まれ育った
大陸の歴史も知らねぇのかよ…」

「「知らない( ?-? )」」

詳しく聞かせてくれと急かす。
もしも世界を変えるんだったら
これくらいの地理と歴史は
踏まえておけと詩雨は云う。

「まず此処はクトゥルフ大陸と云うが,
これはクトゥルフ神話からのものだ。
伝説の神クトゥルフがこの大陸を創ったと
云われる伝承から来ている。
このクトゥルフの属性が"水"で,ハスター
と云うクトゥルフの兄弟が"風"の属性だった。
その兄弟は仲が悪くその大陸内で
クトゥルフが北,ハスターが南と
分裂していた。最近までここは大陸内で
戦争をしていた筈だ。それはあの兄弟が
原因だろう。喧嘩が激しくなり,
大陸そのものが潰れる寸前だった…が
海底に沈んだ古代の石造都市ルルイエに
よって封印され…今現在に至ると言った
ところか…」

ツラツラと噛むこと無く喋る詩雨の
為になる歴史神話に凄く関心を持った。
自分達の大陸の事
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