暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic16公開意見陳述会に向けて〜We’re all set〜
[3/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
」ラグナはそう言って肩を竦めた。

「お前は俺のお袋よ、大きなお世話だ! ったく」

「あ、そうだ、アリサさん! 彼氏さんが居なかったらですけど、ウチの兄はどうですか? 顔はまぁ悪くない方ですし、公務員ですし。あ、アリサさんほどは偉くないしお給料も低いでしょうけど。そんなに悪い物件じゃないかとおも――」

ラグナがあたしの両手を取って、兄であるヴァイスをあたしの恋人にって推してきた。あたしが反応するより早くヴァイスが「おまっ!? マジでいい加減にしとけ!」そう言って、ラグナの頭頂部を鷲掴みして、彼女をあたしから引き離した。

「マジですんません、アリサ姐さん! ラグナが馬鹿な事を言って! 気にしないでください!」

「お兄ちゃんって、タイプの女の人に対しては奥手でしょ? わたし、あの事故からよそよそしくなったお兄ちゃんと、昔みたいに仲の良い兄妹に戻りたくてずっと見てたんだよ。そうしたら、お兄ちゃんのヘタレっぷりがまぁ明らかになってきて。好きな人に告白することなくただ見てたら、他の男の人に先を越されちゃう〜、なんてことも」

「っ!? な、なななな、なんでお前、そんな事まで知って・・・!?」

驚きと妹にまでそんな事を知られてた恐怖でヴァイスは顔を青褪めさせた。確かにこれは恐ろしいわ。たぶんだけど、ラグナには協力者が居るわね。

「それで・・・アリサさんは兄の事、どう思います?」

「聴けよ!」

「あはは。う〜ん、そうね〜・・・、以前シグナムも言ってたけど、確かにヴァイスの見た目は悪くは無いわね。初見時はまぁチャラそうで陽気なお兄ちゃんタイプの、付き合うなら友達までくらいだよね〜的だけど。でも付き合いが長いと、意外に律義な良い男だって判ってくるし」

あたしがヴァイスに対する心証を言うと、ヴァイスは目を点に、ラグナは興奮気味に目を爛々と輝かせていた。ラグナが「じゃあ!」あたしに詰め寄って来た。

「そうね。あたしのヴァイスに対する好感度は結構高いわよ。ま、彼氏彼女の関係にはなれないけど」

「えええー!」「そ・・・っすか」

共に残念がるラグナとヴァイス。ラグナが「お兄ちゃんの彼女になってくださいよ〜」あたしの右手を両手で持ってブンブン振ってくる。でもあたしはまだ19歳の女の子なのよ。もうちょっと独り身で居たいわけ。

(まぁ、なのはとはやて、それにフェイトとアリシアは、ヴィヴィオやフォルセティ、エリオとキャロっていう子持ちみたいなことになっちゃってるけどさ・・・)

あれじゃ結婚せずに一生終わりそうよね。すでに子持ちなんだから。ちなみにルシル争奪戦に関しては、はやてのフォルセティを養子として引き取りってところを突いて、シャルとトリシュはルシルと結婚して実子を生もうとしてる。だけど、ありゃ苦労す
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ