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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic16公開意見陳述会に向けて〜We’re all set〜
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・・・ヴィヴィオ、大丈夫?」

なのはちゃんは片膝立ちして優しく声を掛けると、ヴィヴィオは顔を上げて「ママ・・・」今にも泣きそうな声でなのはちゃんを呼んだ。

「怪我してないよね。なのはママとフェイトママはここに居るから、自分の力で、ひとりで頑張って立ってみようか」

「ママ・・・」

「おいで」

なのはちゃんの教育方針に口は出せないけど、これはちょっと厳し過ぎる気もする。だから「ダメだよ。ヴィヴィオはまだ小さいんだから」フェイトちゃんがそう言って、ヴィヴィオの方に駆け寄って行くと、「ヴィヴィオ!」フォルセティも続いた。そしてフェイトちゃんは「大丈夫?」ヴィヴィオを抱え上げた。

「うん・・・」

「気を付けてね。ヴィヴィオが怪我をしちゃうと、なのはママもフェイトママも悲しくて泣いちゃうから」

「ごめんなさい」

「ヴィヴィオ、平気?」

「うん。ありがとう、フォルセティ」

「うんっ」

フェイトちゃん達がそう話してるところで、「もう。フェイトママ、ちょっと甘いよ」なのはちゃんが加わった。甘いって言われたフェイトちゃんは「なのはママが厳し過ぎるんです」プイッとそっぽを向いちゃった。

「ヴィヴィオ。今度は自分で立ってみようね」

「うん」

とここで、隊舎から午後の始業開始を告げるベルの音が聞こえて来たから、クラリスちゃんとヴィヴィオ達は一旦お別れ。もう一度アレクサンドロスの鞍の上に跨って、海上シミュレータから出て行った。クラリスちゃん達を見送った後・・・

「それじゃあ早速始めようか。リミットブレイクモードの運用試験戦を」

私はケースを開けて、なのはちゃん達にデバイスを返していった。
それからなのはちゃん達はリミットブレイクモードを用いた戦闘を重ねて、私はその経過を見たり、なのはちゃん達からの話を聴いたりして、デバイスの調整をその都度に繰り返していった。3時間ほどで全基の調整を終えることが出来て、機動六課隊長陣の準備は万端になった。だから・・・

「いつでも来い!」


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