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転生とらぶる
マブラヴ
1502話
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気もするが』
「その気持ちは分からないでもないけど、隠しボスとしてはその辺もしっかりと力を示す必要があるんだよ」
『ぬぅ。……了解した』

 スレイが俺の言葉に納得したのを確認し、システムXNを起動していく。

「システムXN、起動。転移座標入力……OK、転移フィールド生成開始」

 ゲートを設置している、このマブラヴ世界におけるシャドウミラーの基地。
 その格納庫の中に光の繭のような転移フィールドが生成されていく。
 そして光の繭がニーズヘッグとファブニールを飲み込んだところで……

「転移」

 小さく呟くと共に、ニーズヘッグの映像モニタにはミネルバ隊とアルゴス小隊がそれぞれ地上に着地している姿が映し出された。
 街中を模した模擬戦場の上空へと、隠しボスが姿を現したのだ。
 今回の件を全く知らなかったアルゴス小隊、ミネルバ隊――艦長のタリアには前もって知らせてあったが――やブルーフラッグに参加していた全ての小隊が一瞬呆気にとられる。
 そしてこの模擬戦の場にいる幾つかの小隊は、こちらに突撃砲の銃口を向けるかどうかを迷う。
 当然だろう。いきなりこうして乱入してきたのだから、害意を持っていると思われてもどうしようもない。
 それでも実際に撃たなかったのは、模擬戦用のペイント弾しか装備していないというのを思い出した為か、初めて見るだろうファブニールの姿に圧倒されていた為か……それとも、嫌でも見覚えのある機体……ニーズヘッグを目にした為か。

『アクセル、頼んだ』

 ファブニールからの通信に頷きを返し、外部スピーカーとオープンチャンネルの両方を開いてから口を開く。

「ブルーフラッグの全ての戦いを見させて貰った。多少の例外はあるが、どの戦いも十分に見応えのあるものだった。その戦いに敬意を評し、最後の戦いとしてシャドウミラーの代表である俺、アクセル・アルマーと、シャドウミラーの実働班、スレイ・プレスティがお前達全員を相手にしての戦いを挑もう。……ああ、安心してもいい。俺の機体もスレイの機体も、両方ともきちんと模擬戦用に改修されている。ビーム兵器を食らっても、機体に特に被害はない筈だ。……勿論、俺とスレイの機体を相手に、ブルーフラッグの優勝チーム、アルゴス小隊だけで掛かってこいとは言わない。ミネルバ隊も含めて、全てだ。この場にいる、ブルーフラッグに参加した全ての小隊と、ミネルバ隊。その全てを相手に俺とスレイは戦いを挑もう!」

 一旦そこで言葉を止め、通信を聞いていた全員が今の話を理解したのだろう頃にタイミングを合わせて、再び口を開く。

「勿論怖いのであれば、逃げても構わない。だが、俺達シャドウミラーの実力を体感し……その上で、まだ戦いを挑むという勇気のある者がいるのであれば、存分に戦いを挑んでくるとい
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