暁 〜小説投稿サイト〜
陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
歓送迎会?
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飛んできたので当たり障りの無い言葉でさらっと終わらせ李悠に適当な言葉で済ませろとアイコンタクトを送る
「貸出兵-副隊長を努めさせてもらってる李悠って言います〜貸出兵だけど気を使わないで気兼ねなく話し掛けてね〜」
「貸出兵専門の整備士をやらせてもらってる優だ。これからよろしくな」
「貸出兵-支援士を努めさせてもらっています。未浪と言います。これからよろしくお願いします」
初めに伝えたアイコンタクトを読み取り全員当たり障りの無い自己紹介をしていく。
優と未浪は貸出兵の後に兵がつくと言いにくいから整備士と支援士に改名してもらった。案外悪くはないな
「さて、自己紹介は済んだ。こっからはお待ちかねの質問タイムだ!遠慮せずどんどん質問してやれ!」
兄貴の一言で盛り上がる艦娘達とは裏腹に俺を含め四人全員が唖然とした。質問に答えるなんて一言も聞いていないんだが
「質問がある奴は挙手しろよ。暗闇、適当に当ててやれ」
「はぁ...では、そちらの方どうぞ」
逃げられそうもないので大勢が挙手する中を適当を指指す。頼むから答えやすい質問にしてくれ
「えっと暗闇さんに質問です。分隊を指揮する時最も気をつけていることはなんですか?」
「攻めるときは攻めて引く時は引くを基本とさせてもらってます。参考にならない指揮で申し訳ありませんが以上で宜しいですか?」
納得して貰えたようで質問してきた艦娘が頷く。状況によるが基本的に戦闘を避ける動き方だし言い方としては間違いじゃないだろう
「相変わらず勉強熱心な奴だな。んじゃ次李悠選んでやれ」
「は〜い...それじゃあ君。質問どうぞ」
「はい、李悠さんに質問です。李悠さんは精密射撃に定評があるとよく耳にするのですが実際はどれくらいなのですか?」
「はは、これまた難しい質問だね〜。ん〜これは口で説明するより見せた方がいいね」
バンっと短い銃声が一度だけ響いた。今撃ったのは李悠だ。手に握ってるコルトの銃口から煙が上がてるしな。
狙ったのは...あれか
「そこの君申し訳ないんだけどあそこのコップを持って来て貰える〜?」
「わ、私ですか?分かりました」
声をかけられた背の低い少女は駆け足で指示された場所に駆けていく。さて、どういう反応をするかな
「も、持ってきました...」
「ありがと〜 それじゃ質問してくれた子は確認してみて」
戻ってきた少女は驚いているような状況が飲み込めていないような複雑な表情でコップを質問者の艦娘に手渡す
「今回は標的が大きくて距離も五十m位だから精密射撃って言えるかどうかは微妙なところだけどそれで証明になったかな〜?」
少女が持つコップの真ん中には銃弾が貫通した穴が空
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