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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
歓送迎会?
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いいみたいだな」
「私自身では分かりませんけど暗闇さんが仰るならそうなのかもしませんね」
文月は目がいい訳じゃない...異様な程観察力、いや異様な程視界が広いだけだ。
ただ他者の視界を知らない文月は異様とは思っていないようだが恐らく並の人間の倍近く広い。それにしても着任してまだ数日だが艦娘には異様な力を持っている奴が多いな。
確認出来てるのは電と文月。可能性があるのは金剛と響の合わせて四人。金剛は見ていた限りの判断だが鼻が良い。
食堂で昼飯に同席した時鼻をヒクヒクと動かし一瞬目を細めていた。恐らくだが俺からする血の匂いに気がついてたのかもな。
響は異様な程真意を導き出してくる。初めて会った時も言葉の裏を読み取りこちらに質問して来ていたし警戒してもちょっとしたスキを狙って読み取られる。李悠がいい例だ...黙秘が無かったら今頃大半の情報が漏れていたかもな。
『もしも〜し暗闇〜』
「(李悠か。どうした?)」
『兄さんが真ん中辺りの席に集まって欲しいってさ〜未浪は僕といるから優は連れて来てね〜』
「(了解)優、招集だ。文月お前はどうする?一緒に来るか?」
「はい!一人でいてもつまらないですから」
そりゃそうだと返し席を立つ。それにしても兄貴の呼び出しが気になる。用があるなら俺だけ呼んで全員呼び出す必要はないしな。
ま、取り敢えず行って見ればわかるか
「すまん待たせたか?」
「ん〜んそんなに待ってないよ〜」
呼ばれた付近には既に李悠が適当な席に座ってボトルを傾けていやがった。
机には既に空瓶が三つ、どれもアルコール度数の高いウィスキー類だ
「飲むのはいいが程々にしとけよ?そういや未浪はどうした一緒じゃないのか?」
「未浪は兄さんに報告しに行ってるよ。そろそろ戻ってくると思うけど」
「お、ちゃんと全員揃ってるみたいだな」
噂をすれば後ろから未浪を連れて兄貴がやってきた。集めた理由を聞くがすぐに分かると濁されてしまった。
いったい何しようってんだか
「それでどうしてこうなったんだ?」
「あはは...兄さんも人が悪いね〜」
気がつけば俺達は会場中の艦娘たちに周りを囲まれていた。
いや、兄貴がこちらに集まるように指示したんだが理由が分からん
「んじゃ、始めるぞ。初めに新しく配属された貸出兵四人に軽く自己紹介してもらう。最初は隊長の暗闇からだ」
「...貸出兵-隊長を努めさせてもらってます暗闇といいます。配属先の都合により急遽こちらの鎮守府に配属されることになりました。海軍についてはあまり詳しくはありませんので至らぬ点が多くあると思いますがどうぞよろしくお願いします」
上手くやれと兄貴からアイコンタクトが
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