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陸軍兵士が誤って海軍鎮守府に移籍させられてしまったようです
歓送迎会?
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な性格のようだ。
「それで、お前は何で一人なんだ?」
「...李悠達が連れてかれてる間に逃げてきた。偶にはゆっくり飲みたいんでな」
「部下を餌にするなんて薄情な奴だな」
「うるせぇ」
ケラケラ笑う兄貴に軽く睨みをきかせながら酒を煽り、新しい煙草に火を着ける。
フッと視線を動かすと優と未浪が数人の少女に言い寄られているのが見えたが何も見なかったことにしよう。無駄に絡むと俺まで言い寄られそうだしな
「く、暗闇さん」
「ん?おぉ、電さっきぶりだな」
喧騒を聞きながらゆったりとした時間を過ごしていると小さな声と共に服の端を遠慮がちに引かれている。
首を背もたれ預け後ろを見ると逆さまの電が視界に入る。目の前と言うよりゼロ距離だな
「は...はわわっ! ?」
「叫ぶなよ?」
後数cmで顔がくっつきそうな距離で数秒固まった電の肩がワナワナ震え顔が赤く染っていく。
ここで叫ばれては面倒事になりかねないのでとっさに左手で口元を覆い言葉で促す。
「それで?俺に何か用か?」
「んん!んむむ!んうんむ?」
「外に?まぁ、いいが。ここじゃダメなのか?」
「んむう〜んんむう...むうんううむん?」
「話をな。分かった、先に外で待っててやるから準備してこい」
口を抑えたまま何度か言葉を交わしコクリと頷いた所で手を離すと響達の所に駆けて言った。
「何話してんのか分かったのか?」
「まぁ何となくだけどな」
簡単に纏めるとここじゃ落ち着いて話せないから外でゆっくり話したいみたいな内容だ。
掌から感じた唇の動きと発音での判断だから的確では無いと思うがな
「これだけありゃいいか。そんじゃ少し席外すな」
「あんまり遠くに行くなよ」
「あいよ」
上着を羽織ってから適当な酒瓶を二三本持って食堂を抜ける。それにしてもここで話せないような話ってのはなんなんだろうな
「お、お待たせしました」
「んや、そんな待ってねぇよ」
先程指定された灯台近くに腰を下ろし酒を煽っていると早足で電が駆けてくる。急いできたのか息が荒く顔が少し赤いな
「それで?話ってのはなんだ?」
「え、えっと...」
「悪い、急かし過ぎたな。好きなタイミングで話し始めてくれ」
少し間を開けて俺の隣に腰を下ろした電に話を促すが急かし過ぎたのか言葉を詰まらせる。
何か言いにくい事なのか、それとも話たいことが纏まってないだけなのかは分からないがここは電のタイミングで話初めてもらった方がいいな。
「いえ..大丈夫なのです。私、最近少しだけですけど調べたのです」
「調べた?何をだ?」
「その、暗闇さんの背中にある刺青
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