英雄の子の片割れと英霊の少女達 R-18編
ハクノ君の甘く濃厚なハロウィン
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-10月31日ハロウィン、フェンリル極東支部-
「ちーっす。」
「よう副隊長・・・・・何なんだそのどでかい袋は?」
悠斗の軽い挨拶に答えた同僚のギルバート・マクレイン”は彼が持つどでかい袋を見て思わずそう尋ねる
「何って菓子が入った袋だよ。ほら、今日はハロウィンだろ?それでだよ。」
「ああ、もうその時期か。」
悠斗の答えを聞いて納得するギルバート。そう、悠斗は毎年のこの時期、女性陣からのトリックオアトリート名目での既成事実作成に悩まされているのだ。それに対して彼は毎年様々な対策を立て事なきを得ていたのだが・・・・・今回はどうやら大量の菓子を用意して乗り切る事にしたらしい
「ホント苦労しまくりだよな副隊長。」
そう言いながらやってきたのは同じく同僚のロミオ・レオーニ”であった
「ホント禄でも無いモノ継承してるよ我が家は。」
朝っぱらから疲れ切った表情で悠斗がそう呟いていると
「あ、おはよう副隊長!!!早速だけどトリックオアトリート!!」
「おはようございます先輩!!早速で悪いですけどトリックオアトリート!!」
「おはようございます副隊長。トリックアトリート、お菓子をくれないとイタズラしますよ?」
瞳からハイライトが消えているナナ・シエル・そして後輩であるエリナ・デア=フォーゲルヴァイデ”が悠斗にトリックオアトリートを仕掛けて来たのだった
「来たか・・・・・・だが恐れる事は無い。何故なら既にお菓子を用意済みなのだから・・・・・なああああ!!!!!?後ろにあった筈のお菓子の袋が消えてる!!!?何故!?どうして!!!?」
後ろを振り返り置いてあった筈のお菓子の袋が消えてる事に驚き混乱する悠斗
「ああ、アレ悠斗君の物だったんだ。」
「すみません。そうとは知らずにシオちゃんにあげちゃいました。」
声がした方を振り向くとそこには悠斗の先輩である極東支部最強にして人類最強の一角と謳われる神薙ユウ”と同じく先輩のアリサ・イリーニチナ・アミエーラ”がシエルら同様ハイライトの消えた目で立っていた
「じゃあ早速悠斗君・・・・・・」
「トリックオアトリートです♪」
「う・・・・・うわぁあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
悲鳴をあげながらその場から全力で逃走を開始する悠斗
「アハハハ、逃がさないよ副隊長♪」
「フフフフフ、逃げられませんからね♪」
「アハ♪すぐ捕まえてあげるからね先輩♪」
「ア八ッ、鬼ごっこの始まりだね♪」
「フフフ、捕まえたらたっぷりイタズラしますからね♪」
それぞれ恍惚とした表情を浮かべた女性陣はすぐさま悠斗を追いかけに行くのであった
「やっ
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