マブラヴ
1501話
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終わった後……隠しボス的な感じで俺とスレイ対カリンダ基地に所属する全ての小隊との戦いが行われる」
「……本気?」
そう告げた夕呼の表情に浮かんでいるのは、呆れの色だ。
分からないでもない。
実際、それだけの戦力差であっても、俺とスレイの勝ちはほぼ決まったようなものなのだから。
だが……それでも、プロミネンス計画に参加している小隊だと考えれば、こっちに驚きの一矢を報いるだけの奇跡を見せてくれる可能性は十分な程にあった。
実際戦術機でニーズヘッグやファブニールを相手に勝てるとは、カリンダ基地の司令官であるクラウスも思っていないだろう。
しかし、強敵との戦いというのは戦術機のパイロットにとっては絶対に必要なものでもあった。
相手を侮るような真似をしないようにする為にも。
何しろ、相手を侮った結果がユーラシア大陸の大部分をBETAに占領されるというものだったのだから。
BETAに関しては、俺達シャドウミラーが介入したおかげで殆ど駆除されており、残っているのは資源用の死骸を集める為の養殖場の如きハイヴのみだ。
だが、いつまでもこのままで済むとは思っていないし、BETAは戦術を変化させることもある。
その代表例が、光線級、重光線級だろう。
……そう考えれば、妙な事をされない今のうちに喀什ハイヴを落としておいた方がいいのかもしれないな。
そうすれば、他の4つのハイヴを本当の意味で養殖ハイヴに出来るのだから。
「ま、最後のサプライズだし、楽しみにしててくれ。……いや、それとも明日には日本に戻るのか?」
「いえ、元々ミネルバ隊の件は興味深かったから、それを見てから帰るつもりだったのよ。そう考えれば、ニーズヘッグとファブニールを見る事が出来るのは幸運だったかもしれないわね」
笑みを浮かべながら、夕呼はそう呟くのだった。
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