Lv31「不死王の世界征服〜終〜」
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地下都市にいるカウンセラーの数は足りるのだろうか?
なんで、俺は、そんな腐った王国の尻拭いをやらないといけないのだろうか?
宗主国としての義務か?)
そういえば、社会問題といえば、テレビゲーム中毒になっている子供達の話をよく聞く。
ゲーム産業は、将来的に発展しそうだが、アンデットと違って人間の脳みそは、一度中毒になってゲームをやりすぎたら、機能がぶっ壊れて低性能になる仕様だ。
車の運転中も、ゲーム画面が目の前に表示されて、運転に集中できずに事故って大変らしい。
そんなテレビゲームの規制もどうしよう。
一日一時間しかプレーできないような仕様のゲーム機を作るべきだろうか?
(いや、複数のゲーム機を使えば、一日に4時間も8時間も、ゲームに没頭できるから意味がなさそうだな……)
ゲーム業界的には、ゲーム中毒者が増える事は喜ばしい事だろうから、ワルキュラの規制案に大反対するはず。
長い時間をかけて、民意を盾に規制を進めないと駄目だ。
(問題が山積みだな……。
もう、いっその事、生きた人間を全員エルフ転生鍋に放り込んだり、アンデットにした方が統治が楽かもしれない……)
物騒な事を考えたワルキュラは、その思考を中断し、ホネポ首相との会話を終わらせて通信を切った。
今はプライベート中だ。仕事の事は後で考えた方が良い。
折角、ルビーと一緒に外出して、夜の静かな島でイチャイチャして黒と白の縞々模様の布を見ながら、砂の城を作っているのだ。
そんな無駄で有意義な時間を楽しまないと駄目だ。
「ワルキュラ様?仕事忙しいですか?」
寂しそうな顔で、小さなルビーが話しかけてきた。
未だに二人の間に子供が出来ていないから、ちょっと不安になっているのだろう。
「う、む。大丈夫だ。
俺はルビーのためならば、幾らでも頑張れるぞ?
だが、仕事と嫁の二つを満足させる事は容易いのだ。
太陽が訪れるまで、たくさん遊ぼう」
「さ、さすがはワルキュラ様です!
仕事と家庭の二つを両立させるなんて凄いです!
僕、尊敬します!」
「うむ、俺は凄いのだ……」
本当のワルキュラを理解されていない。
そんな寂しい気分になるが、ルビーが大切な娘である事には変わりがない。
味覚も痛覚も、一時的に魔法で共有しているから、生きていた頃の感覚を彼女は思い出させてくれる。
そんな彼女のためならば、何でもでき――再び携帯電話が鳴ってしまった。
電話番号を見ると、どうやら商国との緊急ホットラインのようだ。
(ルビーとイチャイチャしたいのに間が悪いな……)
暖かい一時を邪魔され、イラッとしたワルキュラだったが、平静さを維持しながら携帯を頭蓋骨に当てて、遥か遠くに居る猫人に語りかける。
「俺だ」
『ワル
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