マブラヴ
1500話
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子は、男であれば誰もが唾を飲み込むだろう艶っぽさだ。
「うわぁ……な、なぁ、ステラ。ああいうのって、その……どうなんだ?」
「どうと言われても……アクセル代表に抱かれている人の顔を見れば、誰でも分かるんじゃない?」
タリサとステラが話す声が聞こえてくるが、それ以外でも色々とざわめきがあった。
特にVGはさっきまで俺を褒め称えていたにも関わらず、夕呼という美人の唇を奪った俺に羨ましそうな視線を向けている。
勿論VGだけではない。ヴィンセントや整備員といった者達も俺に羨ましげな視線を向けている者が多い。
……まぁ、その気持ちは分からないでもないが。
「白けさせてしまったみたいだな。改めて盛り上げさせて貰うか」
そう告げ、指を軽く鳴らして炎獣を作り出す。
そのどれもがSD化した犬や猫、それ以外にもツバメやリスのような鳥や小動物のもので、見るからに愛らしい姿をしている。
そんな炎獣がそれぞれパーティ会場になっている場所を自由に走り回っていた。
女はその殆どが嬉しげな悲鳴を上げ、男の中にもSD化した炎獣を見て喜びの声を上げている者がいる。
少し前の沈黙はどこにいったのかと言いたくなるくらいの騒がしさ。
「……アクセル……あんたを甘く見ていた訳じゃないけど、さすがにハーレムを築いているだけの事はあるわね……」
ようやく意識を取り戻した夕呼が、俺の腕の中でそう呟く。
それでいながら目は潤んでおり、俺に向ける視線の中には欲情の色がある。
「夕呼からのキスのプレゼントだからな。たっぷりと堪能させてもらったよ」
「……馬鹿」
「あー、そこの2人。私の前で恋人を寝取らないで欲しいんだが」
俺と夕呼の言葉に、スレイがそう呟くのだった。
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