帰郷-リターンマイカントゥリー-part7/烈風と零
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ドキングの尾を引っ張り上げると、力いっぱいぶん回し始め、遠くへ投げ飛ばした。すぐに立ち上がり、自分の首元をバンバン叩きながら怒り狂うレッドキング。敵意を完全にむき出しにし、ゼロに襲いかかってきた。
だが、ゼロは動じることはなかった。突進してきたレッドキングに向けて、二本のゼロスラッガーを両手に持つと、サイトと共有しているガンダールヴのルーンが強い青の光を輝かせた。そして、足に力を込めて地面を蹴った。
それは、まさに一瞬の出来事だった。
まるで瞬間移動したかのように、ゼロはゼロスラッガーを構えたままレッドキングの後ろに立っていた。そのレッドキングの体中には、おびただしいほどの切り傷が刻み込まれ、『Z』の文字が特に目立っていた。
断末魔を上げることさえもできないまま、レッドキングは倒れて絶命した。
「……ジュア!!」
勝利を悟り、頭上を見上げたゼロは空へと飛び去って行った。
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