1章旧校舎のディアボロス
7話赤い龍の目覚め
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に留めずに部長の方に向きなおる
「ですよね?部長」
「ええ、そうね。イッセー、これ、なんだと思う?」
部長がポケットから紅いチェスの駒ーーーー正確には『僧侶』の駒
「・・・へ?」
イッセーは状況が飲み込めずに間の抜けた声を出すが、要するにこうだ。
部長はアーシアを悪魔として転生させるつもりなのだ
部長は死んでいるアーシアの胸に神器とともに紅い『僧侶』の駒を一つ置いた
そして、部長の体を紅い魔力が覆い、何かを詠唱し始めた
「我、リアス・グレモリーの名において命ず。汝、アーシア・アルジェントよ。今再び我の下僕となるため、この地へ魂を帰還させ、悪魔と成れ。汝、我が『僧侶』として、新たな生に歓喜せよ!」
駒が紅い光を、アーシアの神器が淡い緑色の光を発して、アーシアの胸へ沈んで行き、少しして、アーシアの瞼が開き始めた
成功したみたいだな
アーシアは不思議そうに周りを見ていた
当然だよな、一度死んだんだから
「悪魔をも回復させるその子の力が欲しかったからこそ、私は転生させたわ。ふふふ、イッセー、あとは貴方が守っておあげなさい。先輩悪魔なのだから」
部長は優しいな。
ここまで優しい悪魔がいるなんてほんの少し前までは信じられなかったな。一部認識を改める必要があるな
そして視界の端ではイッセーがアーシアを抱きしめていた
よかったな、イッセー
はぁー、でも俺の任務は失敗かなー、だって、アーシアを助けたのは部長だし、堕天使四人のうち3人を殺したのも部長だからなー
まっ、いっか。
とにかく、この子は救えたんだ。今回はそれだけで十分だ
『Epilogue:新たな生活の始まり』
堕天使との戦いの次の日、俺は部室に向かっていた
昨日、堕天使を始末した後、俺はアザゼル総督に事件の旨と今リアス・グレモリーとその眷属との協力関係にあることを説明した
そしたら、総督はこう言ってきた
『悪魔に転生したんなら、仕方ねぇな。まあ、お前もやるべきことをやったからな、とりあえずよくやった。それと悪魔側に協力してんなら、バレネェようにやれよ、一応お前は堕天使組織所属の《黒銀の狩人》っていう名前で通ってんだから、気をつけろよ?』
《黒銀の狩人》それは俺の忌み名だ。
俺がはぐれ悪魔や魔獣を狩るときの姿が黒いロングコートを着て二丁の赤黒い銃、そして白銀の長い髪を靡かせていることからそう呼ばれている
というわけで、一応総督からのお許しももらったので、しばらくは俺の好きにやらせてもらいますか
そんなことを考えながら、俺は部室に向かうと部室前には朱乃さんと、祐斗と小猫ちゃんが部室に入ろうとしてい
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