1章旧校舎のディアボロス
7話赤い龍の目覚め
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ろうか、なんとなくわかる。この力は一発限定の力。一回でも当たればそこで俺の勝ちだ
だから、俺は足を一歩ずつ踏み出しレイナーレへと近寄る
足の傷口からドバッと血が出て、床に落ちた。ついでに口からも血を吐く。でも大丈夫、体は動く
目標は眼前のクソ堕天使。殴るぜ。絶対に打ち損じねぇ
・・・レイナーレはこちらをまるで化け物を見るかのような目で見て、表情を恐怖に変えていた
「な、なんなのよ・・・それはただの『龍の手』がなんで!?」
「ごちゃごちゃウルセェよ」
「な、なんなのよあなたは!!」
レイナーレはそう言いながら、俺に光の槍を投げつけてくるけど、槍は俺の遥か前で霧散した。
「なんで・・・なんで、さっきまでボロボロなのに、立ち上がれるのよ!!?」
「知るかよ・・・ただなぁ、お前は・・・」
俺は目の前の的を睨みつけながら、左拳を握りしめる
「お前は・・・アーシアを殺した!!!!」
「ひっ!い、いや!!」
レイナーレは黒い翼を羽ばたかせ、飛び立とうとしていたが、俺はそれを逃がすわけもなく、堕天使が反応できないほどのスピードを出して。相手の腕を掴む
自分でも信じられないほどの速度がでた。でも、やっと捕まえた
「逃がすかよ、バカが」
「私は!私は至高の!」
「くたばれ!くそ天使ッ!」
掴んだ腕をぐんっと引き寄せ、左拳を相手の顔面へと鋭く打ち込み、壁に叩きつける。
壁は大きな破砕音を立てながら崩れでかい穴ができていた
ーーー一矢報いた
「ざまーみろ」
思わず笑みがこぼれたけど、すぐに涙もこぼれた
「・・・アーシア」
もう二度と彼女は笑ってくれない
『sideout:兵藤一誠』
『side:暁亜蓮』
俺達はイッセーがレイナーレを殴り飛ばす一部始終を見ていた
途中で地下に転移してきたリアス部長と朱乃さんと合流し、物陰からイッセーの様子を伺っていた
「・・・部長、イッセー君のあの力は・・・」
「ええ、あの力、まさに上級悪魔の力・・・でも、あの子の神器は『龍の手』だったはず、それがなんで・・・」
部長と朱乃さんは2人でイッセーが使っている神器の正体が気になるのか、二人で話していた
そろそろ、ネタばらしをしてもいいだろうな
「リアス部長、イッセーの神器は13種の神滅具の一つ『赤龍帝の籠手』です。二天龍と恐れられた片割れの赤い龍の帝王があいつには宿っています」
『ッ!?』
その言葉にみんなが驚く
赤い龍の帝王といえば、地上で最強と称される二体の龍の片割れだからだ
遥か古の時代に、天使、堕天使、悪魔の三大勢
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