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狸囃子
第一章
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るものよ」
「私が」
「そう、最初は真似でもいいの」
 香枝はこう言った。
「最初はね」
「最初はなのね」
「そしてそこからね」
「私自身のなの」
「作詞作曲をしていくの」
「そうしていくのね」
「真似ても盗作、そのまま丸写しは駄目よ」
 このことは注意した。
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