『罰』
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あの頃の僕等は突っ走ってただけなんだろうか。
馬鹿なだけだったんだろうか。
振り返ることなんてしなかった。
ただただ走ってた。
当て字だらけで書き込んだ皆のノート。
友情不滅とかいって陰口叩く女子に制裁くらわせたり。
誰々命とかいって浮気してる男子に制裁くらわせたり。
そんなくだらないことが世に言う青春なんだろうか。
そんなくだらないことが未完成な未成年の日々なんだろうか。
僕はそんな青春を過ごす人を眺めてたにすぎない。
別の世界で生きてたから。
未完成な正義を振りかざして命を奪った。
悔いたり恥じたりしてる日々は僕の心を空っぽにしてった。
躊躇いもせず斬りつけた場所からは汚い体液が流れ出す。
罰を下さい。
君を探しても居ないんだ。
罪深き此の僕に罰を...
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