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Fate/ideal
Episode2 セイバーとキャスター
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「は、母上……」

その言葉にエクルは魔術師の正体がわかった。
クラスはおそらくキャスター。セイバーに縁がある者。

「知ってる者が同じ聖杯戦争に召喚されるとは思わなかった。なにより、母上ときたか……」

エクルはこの場をどうするか考えていた。アーチャーの方は飛ばされた剣を取りにいっていた。
どうしたものかと考える


「よし……」

なんだか分からないが逃げるならば今がチャンス。先ほど宝具を使おうとはしたが宝具を知られれば自分の正体を知られるかもしれなかった。宝具とはその英霊が持つ武器や伝承などでありそれを知られれば真名を知られる。真名を知ってしまえば、その英霊の弱点が分かってしまう。そのためこの状況の魔術師……恐らくキャスターの出現はアーチャーに取って好都合だった。
突然現れた魔女によりセイバーはアーチャーを気にしていない。マスターである守矢に近づきセイバー達に聞こえない声で話す

「今なら……この場から逃げ出せます。知り合い同士みたいですし、手を組まれたらこちらには勝ち目がありません、行きましょう」

その提案に守矢は頷きその場から離れようとした。セイバーと魔女の方は話をしていた。

「ここに召喚されてから知ってる魔力を感じたからもしかしてと思ってね。話をしましょう。モー……セイバー」

アーチャーがいるからかセイバーの真名は出さずにセイバーと呼んでいた。それに対しセイバーはただ剣を構えた。エクルも立ち打つ気ではいた。マスターは周りに感じないため単独行動。三騎士クラスのセイバーならば勝ちに行けると感じた。
この時はセイバーもエクルもアーチャーの方は気にしてはいなかった。

「俺の方に話はない!燦き、蹂躙せよ!我が剣!」

剣を構えたセイバーは剣に魔力を貯めた。宝具を撃つつもりだった。この宝具は撃ったら1発で真名がばれる名前で、真名解放をして放つ宝具。アーチャーにバレるのは不味い。真名が分かれば対策をつけられる。
宝具を撃つことを止めようとエクルは叫ぶ。

「セイバー!宝具はやめろ!まだ近くにアーチャーがいる!」

真名をアーチャーに知られるわけにはいかない。
エクルの声にセイバーは止まらなかった。エクルの声が聞こえた守矢はその場に立ち止まった。

「アーチャー、ここからならいつでも逃げれる。どうやら宝具をキャスターみたいなのに撃つみたいだろしセイバーが分かればあの魔女もきっと分かるわ」

守矢の言うことは正しい。そう思ったアーチャーは立ち止まりセイバーとキャスターの戦いに視線を向けた。いつでもマスターを逃せるように構える

燦然と輝く(クラレ)……」


エクルは叫ぶのをやめないがセイバーは止まらない。そんな中キャスターは不気味な笑顔をしていた。

「ーーーーー
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