Side Story
少女怪盗と仮面の神父 33
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、全身に溢れ出した冷や汗は止まらない。
「理解したか。なら、答え合わせをしてやろう。もしも、『棄てた錠や鍵が人間だったら』? その道に生き甲斐と未来を望み・望まれた者達が、突然国内外で役立たずの烙印を押されたら、彼らは何処でどう生きていけば良い? そしてシャムロック。お前は、貴族達の屋敷でどれだけの『傭兵』を目にしてきた?」
乾きかけた頬に再び、滴が零れ落ちる。
何故……こんな基本的で簡単な『当たり前』に今の今まで気付けなかったのか。
彼らはシャムロックに信号を送っていた。
「生きる術を奪うな」と、あれだけ真剣に殺気を送っていたのに。
シャムロックは総てを見過ごした。
ミートリッテには関係無いと、顔を逸らし続けた。
(これが……私「達」義賊の行いが生み出した『被害者』の……真実)
「……自殺した売春婦が、アルフィンを産んだ人……なんですね……」
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