マブラヴ
1499話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
が操縦をしているとかないよな?
ともあれ、そんな動きを見せたクリスカだったが……それでも、今日のブリッジスはそれをも上回る。
自分の方に向けて突っ込んできたクリスカの機体を、不知火弐型に付いているスラスターを使ってその場で機体を半回転させた。
俺のように対G? 何それ? って奴なら問題はないかもしれないが、ブリッジスのような普通の人間にとってはかなり厳しい動きだったのは間違いない。
だが、その動きをとったからこそクリスカ機の背後をとった訳で……長刀が振り落とされ、クリスカの機体の背中が斜めに斬り裂かれるのだった。……いや、正確には長刀のペイントがついただけで、機体に損傷はないのだが。
『わああああああああああああああああああああああっ!』
周囲に巻き起こる歓声。
当然だろう。今日の模擬戦でアルゴス小隊が勝利した事により、ブルーフラッグでアルゴス小隊の優勝が決まったのだから。
勿論この後の戦いでアルゴス小隊がボロボロに負けるような事にでもなれば、他の小隊が優勝となる可能性は十分にある。
だが、それが実現するかどうかと言われれば……はっきり言って難しいだろう。
それだけ今日のアルゴス小隊の強さは凄まじく、まさにカリンダ基地最強の小隊と表現すべき小隊だ。
ただ、ブルーフラッグで優勝したという事は、ミネルバ隊との戦いにアルゴス小隊が参加するという事であり……同時にそれは、いよいよ俺とスレイという隠しボスの出番が近づいてきているという事でもある。
今はただ喜んでいるアルゴス小隊を見ながら、この後に起こる戦いを待つのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ