マブラヴ
1499話
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回避する。
ちなみに、当然ながらイーダル小隊の他3機の戦術機は、一切動く様子を見せない。 本当に数合わせだけで参加しているような感じだな。
接近した3機の戦術機は、目まぐるしく動き回りながら射撃を行い、ナイフを使い、長刀を使う。
だが、そのどれもがどの機体にも当たることがないまま、あらぬ方へと逸れていく。
こうして見る限りだと、やっぱりクリスカの技量は抜きんでている。
いや、ESP能力者のイーニァがいるんだから、恐らくそっちも何らかの理由で関係しているんだろうが。
ともあれ、そんなクリスカに続いてブリッジスが……そしてタリサと操縦技術ではそんな具合に並ぶ。
当初は日本製戦術機の挙動に思い切り振り回されていたブリッジスだったが、今となってはそんなのはどこへやらといった感じだ。
それこそ、昔から日本製戦術機を乗りこなしていたと言われても納得出来るだけの技術を持っている。
この辺、やっぱりブリッジスには戦術機のパイロットとして才能があるんだろうな。
また、昨日のインフィニティーズの……いや、レオンとの戦いもブリッジスを大きく成長させたのだろう。
ライバルとの戦いでより高みへと上がる。
そう考えると、もしかしてこの世界の原作の主人公はブリッジスだったのかもしれないな。
いや、でも明らかに夕呼とか霞とか、キャラが濃い面子は主要キャラっぽい感じがある。
夕呼や霞、神宮司といった面子がどうやってブリッジスに絡むのか。
そう考えている間にも、映像モニタでは1対4の目まぐるしい戦いが続いているのだが、俺は自分の考えに集中する。
ああ、もしかして原作ではプロミネンス計画ってのは日本で行われたのか?
まぁ、日本は独力で第3世代戦術機の吹雪、不知火、武御雷といった機体を作り上げている。
そう考えれば、可能性としては十分にある……のか?
ただ、それはそれで少し疑問が残る。
「あ!」
篁の上げた声と、続いて整備員達から上がる無念の声。
その声に視線を映像モニタへと移すと、そこではタリサのアクティヴ・イーグルがコックピットにペイントを撒き散らかし、撃墜扱いになっているところだった。
「タリサが最初に落ちたか」
「そうだな。だが、向こうも無傷という訳ではない」
スレイの言う通り、クリスカの機体は左手の先端……丁度手の甲の辺りに、ペイントがベットリとついていた。
こうなれば、クリスカの機体も戦力がダウンしたのは間違いない。
それでも、腕……ではなく、手を1つとタリサ1機と考えれば、その被害度合いは大きい。
ともあれ、クリスカが不利な状況から一歩覆したのは事実。
クリスカの機体から放たれる突撃砲の攻撃を回避したブリッジスは、反撃とばかりに突撃砲を放つ。
次々にビルの
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