ターン59 蹂躙王と暴食の憑依
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壊獣のカードは、相手フィールド上に壊獣モンスターが存在するとき手札からノーコストで特殊召喚できる!出ろ、雷撃壊獣サンダー・ザ・キング!」
上空に黒い雷雲がかかり、その隙間から3つの首を持つ白き龍の姿をした壊獣が光と共に降りてくる。これこそがサンダー・ザ・キング……このデュエルを一撃で終わらせる力を秘めた、今回の切り札だ。
雷撃壊獣サンダー・ザ・キング 攻3300
「ノーコストで攻撃力3300のモンスターだと!?だが例えそのカードで攻撃をしてこようが、私の受けるダメージは精々500。キメラフレシアはその効果により、一方的に攻撃力4500までのモンスターを葬り去れることを忘れたか!」
「お前こそ忘れたか、ダーク・バルター!このターンはラストターン、すでに勝負は終わってるんだ!サンダー・ザ・キングの固有効果、帯電を発動!」
サンダー・ザ・キングの周りにプラズマが発生し、溢れ出る電気のエネルギーにより体が薄く光を放ち始める。そして3つの頭にそれぞれ生えた角がさらにその電力を増幅させ、強化する。ややあって、全身に雷を纏った白き龍の姿がそこにはあった。
KYOUTOUウォーターフロント(4)→(1)
「サンダー・ザ・キングはフィールドに存在する壊獣カウンターを3つ取り除くことで、このターン相手はあらゆるカード効果を発動できなくなる。伏せカードは既に除去したけど、墓地や手札から抵抗することも許さない」
「チッ……」
やはりあの1枚、何らかの手札誘発を隠し持っていたのだろう。だがそんなもの、通すわけがない。一切の希望という希望を根こそぎ奪い、完膚無きまでに叩きのめしてやる。
「バトルだ!サンダー・ザ・キングでラディアンに攻撃!」
3つの首のうち1つが口を開け、稲妻型の雷撃光線を放つ。ジグザグと宙を裂いたそれはラディアンの体を直撃し、ラディアンも無駄な抵抗はせずさっさとフィールドから立ち去った。
雷撃壊獣サンダー・ザ・キング 攻3300→多次元壊獣ラディアン 攻2800(破壊)
ダーク・バルター LP4000→3500
「ぐおおっ……この力……!」
「トラップ発動、リバイバル・ギフト!このカードは僕の墓地からチューナー1体を蘇生させ、相手フィールドに攻守1500のギフト・デモン・トークンを2体特殊召喚する!甦れ、エフェクト・ヴェーラー!」
エフェクト・ヴェーラー 守0
ギフト・デモン・トークン 攻1500
ギフト・デモン・トークン 攻1500
KYOUTOUウォーターフロント(1)→(2)
「このタイミングでリバイバル・ギフトだと……?はっ、まさか!」
訝しむダーク・バルターが、ある可能性に気が付いてサンダー・ザ・キングを見上げる。宙を舞う白き龍の姿を見
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