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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第240話 味方
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き合いであるユウキやランのスリーピングナイツの為に、どうして ここまでしているのだろう? と以前までの自分なら、今の自分に疑問を持つ事だろう。
「ふふ……」
そんな過去の自分を思い浮かべて、隼人は笑った。もう、当たり前の事なんだ、と過去の自分に言い聞かせる様に、心でつぶやく。
人と人の繋がり。――輪が広がっていく。それが何よりも大切な事だと理解できた時からずっと。
もちろん、例外は存在する事も判ってるので たぶん問題ない。
そして、その後も調べ続け。
「む。……はやり、タイミングが良すぎるな。25と26もそうだが、それ以前の23、4もそうだ。……オレ達がBOSS戦をしなくなってから、すべてあのギルドが独占しているも同様、か。……それに」
隼人は、プレイヤー達の情報を記載している掲示板に目をやった。
最低限度のマナーを守りさえすれば、誰でも好きな事を書き込める掲示板ゆえに、信ぴょう性は? と聞かれれば、あまりよろしくないのも事実だが、それでも有益になる情報だって埋もれているのだ。
紛れもなく、この件の核心部分がそこには記載されていたのだから。
「成程。大体理解できた。いや、これは的中した、というのが正しいか。……BOSSのパターンを丸裸にできた手法。……正直、好ましくないやり方だな」
顔を顰めつつ、隼人は、別モニターにてALOの公式サイト、そのマイページを開き、自分自身のパラメーターを確認した。現実世界であっても、ある程度の変更はマイページにて変更は可能なのだ。
中には、魔法の詠唱文も記載されていて、現実世界で練習してから、ALOで、といったやり方も載っていたりしていたんだけど……、家族にバレて、非常に恥ずかしい思いをした、といったオチもある為、あまりおススメは出来ない、と色々幅も広い。
「ああ、対処法には、この魔法が使えるな。……リタに感謝する事がまた増えた」
隼人が習得している魔法スキルを確認して、そう呟いた。魔法に一切の妥協を許さない
風妖精族
(
シルフ
)
の大魔導士様の顔を思い浮かべながら。
思い浮かべた先の彼女も、やっぱり なんだか鼻息荒くさせていたのは、最早お約束、である。
「これで、ある程度の対策は……OKと。でも、
これ
(
・・
)
をした後の行動は多分……、間違いないな。皆に連絡を入れて……」
メッセージを送ろうと、打ち込んでいた所で、部屋の扉をノックする音が聞こえて。
『お食事の準備ができましたよ。坊ちゃん』
その後に爺やの声が聞こえてきた。それを聞いたと同時に、隼人は自分自身が空腹である事にも気づく。今の時刻は、19:30。いつもより、やや遅くなってしまっていた様だ。
「あ、ごめんね? 爺や。遅くなって。大丈夫
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