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魔法少女リリカルなのは 〜黒衣の魔導剣士〜
sts FINAL 「それぞれの道へ」
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面目な方向になってたから忘れていたが……正直いまさら真面目な話はしずらい。だがしなかったらまたはやての機嫌が悪くなりそうな気がする。

「さて、どうするかな……」
「さっきまでの真剣さはどこへ行ったんや」
「真剣な話をぶった切ったのはお前だろうが」
「そ、それはそうやけど……別にこれからも私のこと手伝ってくれてもええんやで」

 普段と変わらない口調で言われたものの捉え方によっては色々な解釈が出来る言葉だ。

「それはあの日言ってた二度目の告白か?」
「え……いやいやいや、それとは別や。単なるお誘いであって深い意味は……!? というか、こないなところでその話せんといて。誰かに聞かれたらどうするんや!」
「こっちの気持ちも考えてほしいんだが?」
「……少し……もう少しだけ待っといて」

 もう少しね……いつになることやら。約束した以上は可能な限り守りたいと思うが俺だって人の子で、昔みたいに他人と繋がるのを恐れてるわけじゃない。異性として気になる相手もはやて以外にも居るわけで……
 下手にしゃべるとより流れる空気が微妙なものになりそうなので黙っていると、曲がり角で同じ目的地に向かっているであろう集団と合流した。なのはにフェイト、それにフォワード達だ。

「あ……今から行くところだよね? ショウとはやても一緒に行かない?」
「う、うんそうやな。行く場所は同じなんやから一緒に行こか」
「……はやてちゃん何かあった?」

 漂っていた微妙な雰囲気を感じ取ったのだろうか。昔からそういうところには敏感な方ではあったが、こちらとしては話していた内容が内容だけに答えにくいものがある。今日くらい六課解散ということで気持ちがいっぱいになって鈍感になってもいいだろうに。

「え……まあ今日で解散かと思うと思うところもあってな」
「……本当にそれだけ?」
「何や今日のなのはちゃんはえらく疑うんやな。うーん……正直に言えばあったわけやけど、それはなのはちゃん達には言えへんかな」
「何で?」
「何でって……そんなん私とショウくん、ふたりだけの秘密やからに決まっとるやないか」

 ……あのーはやてさん、何でそんな誤解を生みそうなこと言うんですかね。確かにあの件に関しては何かしらの結果が出るまでは他言できないしするつもりもないわけですが……今の言い方は非常によろしくないと思います。
 フォワード達も「え……?」って顔してるし、雷の隊長さんは凄く視線で何か訴えかけてきてる。星の方の隊長さんに至ってはどんどんイイ笑顔になっていってるんだけど。

「へーそうなんだ。まあ確かにふたりは昔から仲良しだし、私達にも言えないことはあるよね。だけどもう子供じゃないんだし、時と場所くらい選んだ方がいいんじゃないかな? かな?」
「いやいや、十分
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