20話目 湖岸の戦場(後)
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が姿を現した。
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現在の状況
エレナ側
アブソル (無傷)
ジュカイン (戦闘不能)
リザードン (戦闘不能)
チルタリス (戦闘不能)
グレイ側
ギャラドス[呼び方:KK] (小ダメージ)
レパルダス[呼び方:レパ] (中ダメージ)
ハピナス[呼び方:姐さん] (戦闘不能)
ビビヨン[呼び方:ビビ] (戦闘不能)
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エレナのアブソルと、グレイのギャラドスの戦いの火蓋が切られた。
「アブソル、“つるぎのまい”!」
「KK、“あまごい”!」
エレナはアブソルに“つるぎのまい”を指示した。
アブソルは即座に“つるぎのまい”を発動し、自分の攻撃力を大幅に上昇させた。
一方グレイは、ギャラドスに“あまごい”を指示した。
ギャラドスは何か不満そうな表情をしながら“あまごい”を発動した。辺りに急激に雲が発生して日差しを遮り、湖岸のバトルフィールド全体に局地的な雨が降り始めた。
「アブソル、“かげぶんしん”! フォームA!」
「KK! 技は“たきのぼり”を使え! 後は好きにしろ!」
アブソルは“かげぶんしん”を発動し、自分の虚像を作り出して見かけ上は2体に分身した。見かけ上2体のアブソルは、互いに正反対の方向に走り出し、別々の方向からギャラドスを囲もうとする。
対するギャラドスは、素早く片方のアブソルに狙いをつけて一直線に向かう。
何回か戦ったことがある2人は、お互いにどのような戦法で攻めてくるかが分かっている。
エレナは、グレイのギャラドスがとにかく攻撃的で、GOサインが出されたら一直線にアブソルに向かってくることを知っており、その対策として“かげぶんしん”で惑わせることにしている。
一方グレイは、過去に何度か2体に分身したアブソルの内のどちらが本物なのか、本物と偽物の特徴や法則を見つけようと努力したが全く無駄だった経験がある。その経験を踏まえて、偽物判別を完全に諦めてギャラドスの勘に任せることにしている。
ギャラドスは、水をまとって相手に突撃する水タイプの攻撃技“たきのぼり”を発動し、アブソルに全力で突っ込んだ。ギャラドスのまとう水は、周りの雨粒を全て吸収し、凄まじい水量となってアブソルを襲う。
しかし、狙いをつけたアブソルは虚像の偽物であり、ギャラドスの攻撃を受けた瞬間に消え失せた。
「今よ、アブソル!」
反対側にいる本物のアブソルは、念を実体化させた刃を飛ばすエスパータイプの攻撃技の“サイコカッター”を発動した。アブソルの頭の刃から不思議な色の刃が次々に発射され、ギャラドスに襲いかかった。
ギャラドスは再びアブソルに向かって一直線に飛んだ。
「“かげぶんしん”! フォ
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