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〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
激戦のロドリグ星@
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散り、乾いた金属音がいくつも重なる。
強烈な電磁波により、一時的にレーダーが不能になり、周囲の索敵が効かず、しかも砂塵がごうごうと舞い、視界がほとんど無かった為、ロアーヌ隊はひとまず全周囲警戒の陣を張った。
やがて砂塵が切れ、レーダーも回復する。だが、至近距離の敵の真ん中に2機のスクワイエルらしき機体が取り残されているのが発見された。
その先にも何機か発見したが、そちらは他の連隊の担当空域であるため、それらは一旦思考の埒外にする。
ロアーヌ連隊とバール中隊は先ほどの爆発をもたらした被撃墜機以外は全機撤退に成功している。
―――ではいったいどこの機体だろう??
先ほどの爆発で故障したか、IFFを意図的に切っているデトロワ軍の機体なのだろうかと、アントワープはバール中隊の中隊長に確認することにした。
「バール隊にお聞きしますが、デトロワ軍でIFF非搭載もしくはOFFモードにしている機体や部隊はありますか?」
「・・・申し訳ありません、中佐。小官の知る限りではデトロワ軍の全部隊にエレミア規格のIFF起動運用命令が最優先通達されていますので、そのような事は無いと思われます。」
デトロワ軍の大尉が、少々納得しないというような口調で応じる。
「了解しました。あくまでも確認の為であり他意はありませんので、どうかご理解くださいね。」
他軍だし、いちおう気を遣っておきますか・・・。
しかし状況がわからない上に、忌々しくも何にもおいて救援しなくてはならない状況だ。
「ロアーヌ全機!これより敵陣に取り残されている2機のスクワイエル救出を最優先で行います。
救出後はかねての作戦通り、戦線を押し上げて巣の掃除に取り掛かるわよ!」「「「「「「「ラジャ―――!!!」」」」」」」
「バール隊は後退して自軍HQの指揮下へ戻って下さい!」
「了解しました!ここまでの掩護ありがとうございました!」
108機のジグレータが一斉に前進する。やがて、敵中に孤立した2機を発見する。周囲を囲む敵に向かってM−61bホバートUやグリックMk.3とはかなり異なった形状の機銃を乱射している。
よく見ると、今まで見たことが無い型だが戦後のスクワイエルの規格に近い人型形状のもので、ジグレータ並みに華奢な機体でもある。
照合をかけてもデータベースに全く記録が無い。
「全く記録に無い機体・・・デトロワの新型機?」
「ですが、隊長、あの機体見るからに動作緩慢で、とても新型機とは思えません。CPUか駆動系システムが故障でもしているのでしょうか?」副官のジーナ・ファリス大尉は訝しげに応える。
「あの爆発の圏内にいたからね、そうであってもおかしくはないわ」
「どちらにしても、あれは化け物ではなく、明らかに私達と同じ人類のものよ。周囲の敵を一掃してからあの所属
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