暁 〜小説投稿サイト〜
〜異世界BETA大戦〜 Muv-Luv Alternative Cross Over Aubird Force
激戦のロドリグ星@
[2/6]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
本部より単独攻撃許可が出ていないため、ロドリグの衛星軌道上に待機をしていた。
到着後、デトロワからの攻撃要請がオルキス軍司令部へ矢のように届いたらしく、当初予定していたアマティス艦隊と足並みを揃えるのはやめて攻撃を決定、その旨が派遣艦隊へ伝えられた。
「つい先ほど統合軍司令部より作戦実施の許可が下された。」そういってディーは全艦隊へのソリヴィジョン回線を開く。
「諸君、カイン・ディーだ。残念だが、そろそろピクニックの時間は終わりだ!全艦へ通達!恒星標準時12:00を以てロドリグ大気圏内へ突入。作戦第一段階、ロドリグ首都ガザノヴァ付近の敵性生物を一掃、作戦第二段階は、やつらの“巣”を攻略する。大気圏突入後、機動師団各隊はオペレーションタブ(命令コード)6548を開封!所定の作戦行動に移るように。」命令一下、2個艦隊242隻の艦艇は臨戦待機から第一級戦闘配備へと移行する。
エレミア歴1033年8月12日‐恒星標準時12時32分 デトロワ領ロドリグ首都ガザノヴァ近郊
「死ね化け物―――――!!」
倒しても倒しても向かってくる赤色の気持ち悪い体躯の敵性生物(戦車級BETA)に向かって、装甲車の車載機銃を乱射しながら、デトロワ兵の軍曹は叫んでいた。
デトロワ連邦軍ロドリグ駐留第3地上警備師団は既にその40%の兵力を失い、通常であれば壊滅状態に陥っている。
そして彼らが今まで嫌というほど目撃した光景‐敵性生物に弾幕を突破されて装甲車ごと、あるいは直接に捕獲されて貪り食われる友軍兵士‐そしていつ彼らと同じ末路を辿る事になるかも知れないという恐怖を跳ね除けるのは古参の兵士でも容易な事ではなかった。
やがて弾倉が空になり、軍曹がリロードしているその時、ついに赤い姿、腹の真ん中に大きい口がある異形の怪物達(戦車級)が弾幕をかいくぐって、彼の搭乗している装甲車へ接近してきた。
その動きは素早く、あっという間に装甲車へ取りついた。
そして軍曹がいよいよ自決を覚悟の上でグレネードを起動して化け物を道連れにするしかないと思った時―――――――突然に敵性生物が次々と大口径の弾や光学兵器に射抜かれ、砕かれ、ミンチのようになって、崩れ去った。同時に轟音が鳴り響き、その上を人型の機動兵器が次々と飛来する。‐オルキス統合軍機動第1艦隊所属の第14空間機動師団432機のスクワイエル‐である。
彼は幸運にも助かった。そして周囲を見渡すとまばらになってはいるが、まだ生き残っている仲間達を見つけ、ほっと胸をなで下ろすと、今まで信じたことも無かった神に感謝を捧げた。
「ロアーヌ01よりロアーヌ全機へ!オペレーションタブ6548‐03を開封!指示通り中隊単位での連携を基本とします。いい?生体光学兵器が優先的な撃破目標よ!おチビとノッポの2種
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ