450部分:第六十三話 遺跡での死闘その二
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第六十三話 遺跡での死闘その二
「うわああああーーーーーーっ!」
「こ、これが白銀聖闘士の力だというのか!」
「そうだ」
まさにそうだと答えるシリウスだった。
「この攻撃こそがだ」
「くっ、カニスマヨル・・・・・・」
「これが白銀聖闘士の力か・・・・・・」
吹き飛ばされたインプ達は地面に叩き付けられる。そうしてそのうえで事切れていく。シリウスの攻撃はとてつもない威力であった。
そしてであった。次は。
カペラだった。その腕にある円盤を放たんとする。
「今度は俺だ」
「むっ!?」
「貴様は」
「アウリガのカペラだ」
あらためて彼等に名乗ってみせた。そうして。
「受けろっ、ソーサー!」
その円盤を放った。円盤はそれ自体が意志があるかの如く複雑な動きを示し。そのうえで襲い掛かるインプ達を薙ぎ倒していくのだった。
「な、何だと!」
「この円盤は!」
「ソーサーは只の円盤ではない」
そのソーサーを放ち終えたカペラはこう彼等に告げた。その間にも多くのインプ達がソーサーにより次々と倒されていっている。
「このカペラの意志に基き音速を遥かに超えて飛ぶのだ」
「くっ、何という攻撃だ・・・・・・」
「まさかその円盤で我等を倒すとは」
またしても倒れ伏していくインプ達だった。
「白銀聖闘士、恐るべき奴等だ」
「これが聖域の聖闘士達か」
「侮ってはいなかったようだが知らなかったな」
カペラはその倒れ伏す彼等を見下ろして言った。
「我々の技は」
「その様だな」
シリウスがカペラの横について応えた。
「どうやらな」
「これでまずある程度は倒した」
カペラはそのシリウスに言葉を返した。
「しかしだ」
「そうだ。まだインプ達は数多くいる」
それもかなりの数がだ。マチュピチュ全体を覆い尽くさんとするかの様である。
その彼等を見てた。二人は身構える。
後ろにいる四人の青銅の者達もだ。彼等も同じであった。
「折角の戦いですから」
「思う存分やってやるぜ」
「それでいいよな」
「あんた達もな」
こう白銀の二人に問うのだった。
「奴等一人残らずぶっ潰して」
「やってやるのな」
「当然だ」
「答えるまでもない」
彼等の返答は決まっていた。
「例えどれだけいようともだ」
「倒してやろう」
「よし、それならだ!」
「本当にとことんやってやらあ!」
こうして彼等はインプ達にまた攻撃を放つ。彼等は今ここで思う存分戦うのだった。
そうしてだった。ミロとアイオロスは。サリアを中心とした十人の狂闘士達と対峙していた。その中でサリアが彼等に対して告げてきた。
「まずはだ」
「何だ?」
「我等が優勢だな」
こう二人に言うのであった。
「数はな」
「確かに
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